2011/09/12

九月九日〜十一日/MERCY MERCY ME

長いです。




社員旅行 in 上海。オフィスシェアしているお隣の会社の方々と一緒に、20数名でぞろぞろと行って参りました。


最小限の着替えと、本を3冊リュックにいれて出発。航空で今月の全財産(5,000円)を換金(実話)。飛行機の中で、行き先の上海がひとつの国ではなく、中国の一都市だということに気付く(実話)。


(機内食で出されるお肉って、“すき焼き”味が多い気がするのは気のせいでしょうか…)

到着してすぐ、円卓を囲み会食。海を越えて初の食事ということで、出てくる料理に皆こぞってかぶりついたものの、慣れぬ味付けや、刺激の強い香辛料に“負傷”していく人が続出。舌&笑い疲れで妙なテンションになり、最後に出た参鶏湯スープ(らしきもの)に対して同僚・Y氏が、「初恋のそばにある“業”みたいな味がする……」とかなんとか言い出す。

そのまま、ナイトクルーズ的なものへ。上海周辺の夜の街並をぼけーーっと眺めましたが、がぶ飲みした青島と、色んな国の文化が折衷した建物の数々に、自分がどこにいるんだかよくわからなくなる……。


二日目、この世で一番好きな食べ物である「ホテルのあさごはん」を堪能し、丸一日かけてグループ別の観光へ。リーダーであるしっかり者の同僚・M君が、高●剛にメルマガ経由で質問するなどしてリサーチしてくれたおすすめスポットをぐるぐる回る。

・いきなり名前失念のビル街(ここ数年の好景気で一気にオフィス街と化したところ。未来的&ちょっぴり“ウソもの”のようないびつなビルがにょきにょき建ってる)

・田子坊(入り組んだ狭〜い路地&古い建物の中に、若者向けのギャラリーやら服飾・雑貨店が密集。過去と現在がつながる感じ?建物はそれっぽいのに、逆に中華料理屋とか全くない)

・豫園(昔から観光地として有名(らしい)庭園。いわゆる古き良き中国らしい風景。お土産屋もたくさんあり、木下しっかりとボラれる。そして、ところどころで売られている“臭豆腐”というファストフードの、文字通りの匂いに至るところでやられる(匂い爆弾……!))

・M50(中国の現代アートが集まったギャラリー街。雑居な建物の中にギャラリーがぎゅうぎゅう詰まってて、秋葉原の3331を思い出す雰囲気。ここは時間がなくて駆け足だったのですが、結構ストレートな風刺画がたくさんあったのが目についたなぁ)


(豫園にて、地元のマナーを真似てお祈りをする同僚。私はこの時、他の神様に手をあわせていたのですが、後で確認したら「子宝の神」だったね、、!)

ほとんどタクシーを使わなかったので、くたくたで帰宅。最後に控えていた、この日の観光を各チームでプレゼンするっていうイベントがガヤガヤとこなし、そのまま一気に、会食〜自由行動(酒ェ!)〜翌朝に上海出発、ってな感じで慌ただしく帰国しました。




家に帰って、洗濯して掃除して、ちょびっと仮眠して、楽器の査定に行って、井上智恵トリオのライブ@試聴室に滑り込み。レコ発仕様ってことで、+中尾勘二さんっていう特別編成も見れた(嬉)。
井上トリオのアンサンブルに、すっっごく元気をもらった!井上さんは私の中で、(ルックスも相まって!)魅惑的なメロディを奏でる“魔女”のような存在です。また、必ずや東京でライブを。


慌ただしい旅の中で日常を懐かしむ、異国の地から日本に思いを馳せる、ひとりの時間の中で恋人のことを深く思う・・・なんとまぁ贅沢な週末でした。ただ、旅行は私にとっては、非日常・・・言ってしまえばドラッグのようなもんです。個人的にそれよりは、例えば「ふつうの楽しい水曜日」が増えることを、強く望む性分であります。

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