2011/12/31

十二月三十一日/今年もありがとございました。


大晦日である。実家にて、嵐(紅白)の格好よさにシビれて、痙攣しながら今年を振り返っています。


2011年は、とにもかくにも、ひたすらに仕事をしていた1年でした。

新しいことをたくさん体験させてもらったし、忙しくしながらも、桜台poolで久しぶりに純粋な個人イベントやったり(ここ数年の中でも、ベスト・オブ・ベストな内容!本当にやって良かったーー)、半年くらいかけてTONOFON FESTIVAL@航空公園のお手伝いさせてもらったり(これまた私が担当するのは恐縮過ぎる超門外漢な分野を担当……。新しいこと、たくさん知りました)、シラオカのレコ発@幡ヶ谷フォレストリミットをセッティングさせてもらったり(今年の最後をあんな盛況のイベントで締めくくれて幸せだった!)、“伝説の”イベント『弾き語りチャンピオンシップカーニバル』の第2弾をやったり・・・プライベートも十分楽しんでいたように思いますが、じゃあなんでずっと日々イライラとしていたのかな?と振り返ると、「CDを買い、ライブに行く」という、どんな環境にあってもずっと続けてきた、自分のとっての“日常”に一番遠ざかってしまったからだと思います。

とはいえ、これも私の力量次第。「来年は、仕事もプライベートも両立しちゃるぜ!」……と、つい数週間前まではこんな普通のことを考えていたのですが、今年も残すところ4日のタイミングで言われた二言。

「きのしー、明らかに無理して社会人やってるところが面白い!」(隣の会社の取締役さんより…)

「木下、お前中身が空っぽすぎんだよ!来年からどうすんだよ?」(知り合いのライターさんより…)

上記発言により、完全に来年の方向性を見失いました。

そんなわけで現在の心は極北ですが、とりあえず今年、変にナーバスになりすぎず毎日を過ごせたのは、阿佐ヶ谷Rojiクルーをはじめ、遊んでくれた皆さんのおかげです。お友達が増えて、ほんっとに楽しかった!心からの感謝と、来年も懲りずにお付き合い頂けたら嬉しいです。サンキュー&どうぞよろしくお願いします!

おそらく、勝負の年になるであろう来年への恐怖に震えながら、今日はもう寝ます。それでは皆さま、よいお年を!

2011/12/28

十二月二十八日

最終営業日。
大掃除をかまし、年内ラストの会議。社長からの「ベストワークは?」の問いに、「対外的な仕事で、満足できたものはありません…」と弱気な返事を返す相変わらずの不良社員 a.k.a 俺。

納会として、大射的大会(不注意から上司の女性に弾を当てた)〜飲み会。前日あまり寝てない+年末のせいか「飲み物のオーダーはすべてピッチャーでお願いします」と言われたので、ウィスキーをピッチャーで頼む&痛飲のコンボで、早々に離脱。逃げるように帰宅し、文字通りバタンQする。

十二月二十七日/やさしいもったいない

実際の営業日としてはほぼ年内ラスト。いつになく俊敏な働きを見せ、「タイムリミットさえ決まってればちゃんと仕事できるんじゃねぇかよアホーー(;▽;)」と最後まで自分にガッカリする。

いろいろ片付けて会社泊。来年発売される「m」で始まるシンガーソングライターの新しいアルバムをゆっくり聴き、平社員3人でコの字型になって就寝。

十二月二十六日

今年の仕事もラストスパート。

死ぬ気で片付けてやるぜええええええぇぇ、と思っていたものの、夜、忘年会へ行くという上司に「きのしーも行こうよ」と誘われ、アッサリお言葉に甘える(酒を前にした時の俺の忍耐力のNASA・・・・・)。

前々職自体から付き合いのある皆さんと、渋谷の名店・魚や(ととや)で飲み。近況報告+色んなバンドの話など。音楽業界について、色々思うことはあるけれど、「仕事を続けたい/頑張りたい」って気持ちと、例えば結婚したり、子供を作ったりっていう人生が共存できないのだとしたら、やっぱりそれはイカンよなってことを考える(一番はじめの職場に嫌悪感を持ったのもそこだったので)。

1時間ほどで会社に戻ってみるも、ほろ酔いでどうにも仕事に集中できそうになかったので、雑務を片付け、前髪をバッサリ切って、終電で帰宅。

十二月二十五日/more issy!

コレのためにテレビを買った!という「明石家サンタ」を寝オチで見逃す。起床後、絶望の気持ちを抱えながらショートケーキを貪る。


夜、ceroのワンマンライブ@渋谷WWWへ行く。
今年1月に初の正式音源をリリースしたとは思えないほど、ceroにとって今年は躍進の1年だったように思いますが、この日も超盛況!間に余興(…と呼ぶにはクオリティーの高い)クリスマスソングメドレーを挟みつつのたっぷり二部編成でした。

「武蔵野クルーズエキゾチカ」「21世紀の日照りの都に雨が降る」みたいな陽気な曲を中心に構成された一部、「マクベス」「大停電の夜に」みたいなミドルな曲を中心に構成された二部と、くっきりテイストを変えた内容になっていたのですが、この日特に圧巻だったのは後者。「大停電の夜に」は、震災が起こって、奇しくも増してしまった楽曲の説得力…というのがひとつあると思うんだけど、この日改めてこの曲を聴いてたら色んなことがフラッシュバックして、「感動」とはまた違う、「佇むしかない」という気持ちに心が占領されてしまった、、。色んなイベントがあり、迷った日でもあったのだけど、行って良かったです。

終演後、K社長に挨拶&赤面必至な恥ずかしい事態に陥り、クリスマスの渋谷を逃げるように去る。

十二月二十四日/テキサスい


1時頃、3ヶ月ほど開封していないツタヤディスカスの封筒を発見。『冷たい熱帯魚』のDVDが入っていたので見てみたら、予想以上に恐くて泣く。完全に「オバケが恐い」みたいな感情で泣く。でんでんが神楽坂恵ににじり寄るシーンは、「“ボディタッチ”がどんどん確信に迫っていく」様子がいやらしいなぁと、少し興奮する。

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友人の誕生日プレゼントをネットで選んでいたのだけど、なかなか決まらない。実際に店頭で見てみるか、とルミネ的なものに行ってみたところで、普段より華やかなお客さんたちの姿に「そうえいば、今日明日はクリスマスか!」と気付く。

夜、阿佐ヶ谷で焼き肉をたらふく食べる。幸せな気分になった。

十二月二十三日


自分へのクリスマスプレゼント☆※♥!


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祝日。
泥のように昏睡し、バーンイーサンで昼飯を食い、なぎ食堂で来年についての軽いお喋りを交わし、クアトロで二階堂和美さんのライブを少し見て、吉祥寺で高校の友達の結婚を祝う飲み会。

友人たちに少し原発の話をしてみたのだけど、「興味がない」「特に問題だとは思ってない」との返答。「無関心が最大の敵だ!」という言い方もあるけれど、いざ目の前でスッパリそう言われてしまうと、予想以上に言葉が出てこなかった(呆れてる、とかじゃなくてね)。私も元々はそうで、たまたま、本当に偶然、周りから影響を受けるような環境(あと、お友達というわけではないけど、ぽえむさんの毎日のRTで意識が結構変わりました)にあって、どんどん気持ちが変わってきた軟派な人間である。だから、おそらく原発云々よりも以前にある「このご時世、長生きしてもなぁ」みたいな気分って、今でもかなり共感してしまうところが、あったり、する。

(中途半端にこういう話をするのも微妙ですが、なんとなく忘れたくないなと思ったので。備忘録として)

十二月二十二日

取材、合間にたらこスパゲティ(特盛)、取材。
ふたつのいい現場に立ち会うことができて、「インタビューって実のところ、ライターの器量というよりは、人間同士の相性の問題かしら?」と前向きにそんなことを考える。

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この日ばかりは仕事をはやく切り上げ、YOMOYAの解散ライブへ。YOMOYAを見始めた10代の頃(7年くらい前かー)、「ライブでの電飾の飾り付けは好きなバンドの影響」と聞いて、なぜかそれを“じゃがたら”だと思い込むっていうわけのわからん勘違いをしてたなー(マジで意味不明…)と思い出に浸りながら会場へ向かう。


開演には間に合わなかったため、ぎゅうぎゅう(完売)の客席の一番後ろで押しつぶされるしかなく、あまりガッツリ見れたわけでもないのですが(すまん……)個人的には、解散ライブというより、お客さんの雰囲気含め、すっごく楽しいワンマンライブでした。山本さんが満員のお客さんを前に、「YOMOYAを続けてきたの、無駄じゃなかった!」ってとても楽しげに言っていたのが印象的&ぐっときた。お疲れさまでした。

好きな曲も聴けたし、友達にもたくさん会えて嬉しかった。終演後、ケータリングとして出されたペンネをむさぼって帰宅。

十二月二十日/少女漫画家志望の女たち

昼間、下北沢で取材が1本。
公私ともに仲良くしている同業ちゃんの半生を聞く、という風変わりなものだったのですが、「10代の頃からプライベートを最も優先してた」というのが私と全く同じで、バンギャ・シンパシーをひしひしと感じる。

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深夜2時頃、ルームメイトの部屋から大爆音でかなりビートのきいた音楽が流れてくる。

思い当たるフシはいくつもあるので、「ごめんなさい…ごめんなさい…」と懺悔の気持ちで眠る。

十二月十九日

堅〜い取材が1本。度々訪れている場所なのですが、スーツ不所持の私としては、そろそろ正装のバリエーションがなくなってきた(木下お馴染みの“カジュアル派ゆえの絶望”である)。

夜、お仕事繋がりで、ゴシック系のニューウェイブなバンドのライブを見る。ライブ自体もですが、モード&モノトーンでキめたお客さんたちは、ルックスもライブの楽しみ方もちょうクール…!この日みたいに外的要因から畑違いの音楽の場に行くの結構好きなので、キョロキョロ楽しむ。ビールとジントニック。

帰り、家の近くのお店でハートランド1杯。またもや友人の父とお喋りして帰宅。

2011/12/27

十二月十八日


昼間、前日に続き後輩くんから仕事の相談を受ける(モテキ…?)。
20代も半ば、みんな次のステップに悩むよなぁ(私もちょう悩んでいるし)と考えながら、真っ昼間のつぼ八が超混んでいたことに地味に衝撃を受けた(団体客もワッサワッサ!ファミレス的使い方なのでしょうか)。

後輩くんと別れた後、本能に突き動かされ幡ヶ谷へ。フォレストリミットで行われたホライズン山下宅配便のワンマンライブを見に行く。

この日は、ホライズンがこれまで発表した172曲(正確にはもっとあるらしいのだけど)の中から、人気投票でトップ10に輝いた楽曲を演奏するイベント。オープニングにAlfred Beach Sandalによる「トップ10からは漏れたけどいい曲」カバー、ホライズンによる「トップ10からは漏れたけどいい曲」の演奏を経て、いよいよ上位10曲をランキング形式で披露。

とにかく曲が進むにつれ、うなぎ上りで盛り上がっていく会場…!ナンバー1に輝いたのは予想通り迷曲「期待」で、会場の動けるスペースをフルに使い観客総出で「期待ダンス」を踊る(ちなみに2回)。倉林さん作曲というのも納得のミニマルなフレーズに乗せて、一心不乱にダンス。イベントが終わった時には汗だくで、不思議なカタルシスが心に残る、、、。ホライズンのことを「フランク・ザッパの意思を受け継ぐバンド」と紹介しているのを読んだことがあるけど、確かに「音楽」というよりはもっと大きな表現なのかもしれない……とかなんとか考えながら、帰りの電車の中で会場で貰った冊子を読んでいたら、メンバーの黒岡さんによる「伝えたいのはセンスなんです」の言葉が目に入り、妙にしっくりくる。



ちなみに、個人的に1番好きな曲は「ンドゥールのテーマ」です。

2011/12/24

十二月十七日

昼、なぎ食堂にて同業の女の子ちゃんから仕事の相談を受ける。
自分のやりたいことに突き進むのももちろん良しだし、この日話を聞いた彼女の「自分が何をできるか/求められてるか」について必死に考えるというのも、ひとつの才能だなぁと思う。

その後、近くで高校の友人たちが共通の知人への結婚祝いを選んでいたので合流してみる。
開口一番「木下ァ、当てのないウィンドウショッピングって超疲れるよう!(涙)」と言われた通り、めちゃめちゃ疲労(ブツも決まらず…)。帰宅したら即バタンQしてしまった。

十二月十六日/センス悪いホーム


来年も頑張ろう、と地底からやる気が沸き上がってくるようなメール。

・・と同時、やはり私は「自分の成長」が1番大事なのだなとも思ったり。

十二月十五日

今年最後の会社のイベント。そして、痛飲…。

久しぶりにライブを見た荒川ケンタウロスが、数ヶ月前と比べて超たくましくなっててビビる。演奏も音も、まずメンバーの動きが柔らかいし。

ベースのM君とは5年くらい前にmixiで知り合い、飲み友達に(主に国分寺で交流)。その後、しばらく連絡を取らないうちに彼はバンドを始めて、私も働いたり遊んだりを繰り返した後に今の会社に入社。そして、気がついたらお仕事で彼らのプロモーションのお手伝いすることに・・という不思議なご縁を(勝手に)感じている存在です。

荒川は8月にCDをリリースするまで、正真正銘“無名の新人”であったと思う。それが、当初予想していた以上にたくさんの人に受け入れられて、ライブの力って面で言えばまだまだ未熟だったバンドが、そんな周りの状況に引っ張られて急速に成長してる。……決して珍しいケースではないけれど、その渦中(真っ最中!)を目の前で見たら、深くにもウルっとしてしまった。


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twitterを見たり、ブログを読んだり、周囲をぐるりと眺めたりして、「嫉妬って、根の深い感情である(あなたにとっても、私にとっても)」と何度も思った1日でした。

2011/12/21

十二月十三日

朝イチ、東中野で某映画監督と打ち合わせ。
ノンストップのお喋りに脳みそをぐいぐい刺激されて、飲めないコーヒーをぐびぐび飲んでしまう。湯水のようなインプット、面白いし、羨ましくもある。

打ち合わせ終わり、非通知の留守番電話が入っていることに気付く。結局イタズラ電話だったのですが、「○○(本名)さんの顔見ながらセンズリこいてるよハァハァ」的なメッセージが残っていたとツイートしたら、何人かから「モテキ!」とリプライが飛んできた(これが噂の・・・?)。

夜、打ち合わせで会った元同僚とお喋り。お互い気にかけているとあるバンドの話になり、私が弱気な姿を見せたら、真っすぐな瞳で「大丈夫、俺が売るから」と言われる。正直、惚れそうになる。

2011/12/20

十二月十二日/ジャマイカ音楽をガチでやるってことは、緩くなるってことだ

深夜、会社から最寄りの駅まで100m25秒の駿足で走り、終電に飛び込む。

さすがに疲れたなぁ…と、弱気な気分で家に帰ろうとしたら、途中で偶然会ったご近所さんから、以前山で遭難した話を聞く。大の男2人が、真っ暗の山道を“電車ごっこ”状態で下山したという話が微笑ましい。一気に元気になる。

十二月十一日


文明開化が訪れたので(テレビ)、朝から視聴に熱中。「なんやかんやで、やっぱり広告の王様はテレビやぁ!!!」と叫びたい気分になってくる。

しかし、このまま1日を終えるのもどうかな?と思い、外に出る。図書館へ行き、カレーを食べ、色々あった末になぜか「タンタン」の映画を見ることに。初めて、いかにも3Dっぽい映画を見たので、完全に“アトラクション”として楽しく鑑賞。面白かったっす。

タンタンの動きを追っていたら、だんだんと胸にトキメキが芽生え、これは何かの感情に似てる……?と考えていたら、工藤新一への想いに近いということに気付く。頭脳明晰/スポーツ万能の俺様主義、かたやプライベートはちょっと鈍くて淡白………理想の男性じゃ!

2011/12/13

十二月十日


乍東十四雄のワンマンライブ@晴れたら空に豆まいて、を見に行く。

良かった!とても良かった!空間として、とても良かった!!!
私が日頃見に行ってるアーティストだと、あまりワンマンをやるってこともないので忘れてましたが、ひとつのバンドと、それを目当てにしているお客さん………、シンプルで、そしてなんて幸福な場所なのだ!としみじみ感じました。乍東十四雄を楽しむと共に、もっと色んなワンマンが見たくなったよぅ、アオ〜ン!(上機嫌)

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給料が上がったので、えいっ!と思い切ってテレビを買う。約1年ぶりの、チューボーですよ。文明開化!

十二月九日/ちゃらほっこり

昼間、半年くらいかけてお付き合いをしているアーティストさんに取材。

文字通り「半年かけてドキュメントさせてもらった」存在でしたが(…いや、まだ最後の原稿書きが残ってますけどねゼェハァ・・)、結局最後まで私が本当に彼女に興味を持てたのかはよくわからなかったなぁ、なんて不真面目なことを思ったり。

こういう瞬間、結局私は自分の関心のあるもののことしか考えられないのかと、今の仕事を続ける自信が、わかりやすくガクン!となくなる。その証拠に、私は目の前で悩む彼女よりも、その横でそんなアーティストのことを必死に必死に考えるスタッフの姿の方に、おおいに関心が向いていたのでした。うーーーむ。

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夜、会社の歓迎会。「メディアアート的視点から語る下ネタ」という、何ぞそれ?な話題をBGMに黙々と白ワインを摂取していたら、思ったより酔っぱらってしまった。

2011/12/12

十二月七日

めくるめくpptワールド(魔境)にまきこまれ、浜田真理子さんのライブに行けなかった。ファミチキとコーンパンをやけ食いしてみたら、胃がデッドな状態になったので、普段より手前の駅で下車。歩いて帰る。

1杯飲んでくか、といっきに寄ってみたら、長年(勝手に)ライバル視していた女子と遭遇。(これまた勝手に)想像していたよりもずっとくだけた人で、イメージがガラリ!と変わる。

知人と黒田硫黄やいましろたかしの話で盛り上がっていたら、「そういう面白さを求めるなら、ドストエフスキーとか読めばいいじゃない。私は漫画だったら『バキ』が好き」という発言と、「(「最近、何か悲しいことはあった?」という問いに対して顔をぐしゃーっとさせながら)あったよぅ、放射能とかぁ!」という発言が、良いなぁと思った。

十二月五日/The Sun Rise

仕事をちょっと抜けて、eggmanにて新譜が素晴らしかった踊ってばかりの国のライブを見る。
非常に皮膚感覚でライブをやってるように感じたのと(レコ発だったのだけど、ほぼアルバムの曲だけを、作り込んだ構成するでもなく、さらっと演奏して帰る感じとか)、お客さんが縦に乗るでも横に揺れるでもなく、ステージにじいぃっと強い視線を向けていたのが印象に残った。ビールを2杯をぐいっと飲んで会社にバック。

帰りにrojiに寄ったら、知人がコースターの裏に“ベスト3”形式で今年の総括を書いていたので、真似てみる。しんどかったことなどをつらつら綴り、「落ち込んだりもするけれど、私は元気です」と、とりあえず締めておく。

2011/12/09

十二月四日/「ですよね」


快晴(冬の空、といった感じ!)、昼間から渋谷へ出かけ、なぎ食堂の新イベントシリーズ(?)「lunch meeting」で受付などを手伝う。

この日は、hara kazutoshiさんとシラオカ小池さんがソロで共演。正直、バッチリ!な組み合わせだと思いました。
小池さんソロ、シラオカとものすごく音楽性が異なるわけではないのだけど、当人の実はお調子者?、実はひょうきんな?人間性が色濃く出ていて、非常にユーモラス。ガットギターの一弦が(ああいうもんなのか、はたまた弦が古いのか……)ぼよよよ〜〜〜ん……と響くのも、妙に雰囲気とマッチしていてとても良かったです。

ライブ後は、haraさん、小池さんを並ばせて公開インタビュー(同じ質問を2人に投げかけ、答えを「せーの、ドン!」で言うというもの)で盛り上がるなど。ライブ2組+お楽しみコーナー(インタビュー)+ごはん、という非常にお腹いっぱいなイベントでした。

(ちなみに……余談ですが、ドリンクを手伝ってて地味に衝撃を受けたのが、みなさん昼(14時〜)のイベントでは、結構酒を飲まない!!ということ・・)

終了後、小田島等さんの展示(最終日なので本人も在廊していた)を覗き、高円寺に新しくオープンした音飯の姉妹店「くじら」でごはんを食べて、いっきで焼酎を飲んで(友人カップルに遭遇)帰宅。遊んだー、という感じの1日。

2011/12/06

十二月三日/シラオカのレコ発

起床後、阿佐ヶ谷駅から西の方へ歩いてピッキーヌで昼ご飯を食べる(私が住んでいる北の方とは街の雰囲気も違っておもしろい)。日本人ナイズドされたいわゆるタイ料理とはまったく違って新鮮。ふしぎだなぁ、おもしろいなぁ、とつぶやきながら完食。


腹がふくれたところで幡ヶ谷へ移動。フォレストリミットにて、わたくしめ企画でシラオカのレコ発イベントでした。


(バタバタしてて、当日の写真をまったく撮っとらんかった……!というわけで、会場にあったかわゆい机)

シラオカ呼んでイベントをやると決まった時に、ちゃんとステージがあるカッチリしたライブハウスじゃないところで、あまり構えず見たい!と思い、会場にフォレストリミットを選んでみました。共演には、もともとシラオカと繋がりのあったシャムキャッツ、ロストクラブ、さらに音楽の良さはモチロンのこと、「ヤツなら絶対に会場の雰囲気を良くしてくれるだろう!」と確信のあったceroの高城くんにバンドセットで出演してもらいました。

シラオカはおそらく活動拠点である名古屋、長野以外ではものすごく名前が知れているバンドではないので、実は少し集客を不安に思ってたのですが、蓋を開けてみたら、うれし&ビックリの超盛況。逆に、ぎゅうぎゅう&ムンムンの熱気でちょっと申し訳ないくらい…。まず、遊びにきてくださった&ライブ見てくださった皆さん、どうもありがとうございました!

((よく言ってますが)イベントに人がたくさん来てくれるのはとても嬉しい、けど、同時に「乗車率120%」みたいな状態が環境的にはバッドだということも重々承知している。うれし&ビックリだし、うれし&葛藤だし、うれし&申し訳、、、アンビバレンスな気持ちになってました…)

先述の通り、どちらかって言うとDJイベントなどの方が多いフリーフォームなスペースだったため、演奏者さんたちには苦戦させてしまった部分もあったかと思いますが(これも毎度思うけど、機材とかわかんないくせに企画組んでほんとすみません………)、スマートなロストクラブ、仲間たちと自分の思うグッドミュージックをめっちゃ楽しそうに鳴らす高城くん、グシャっと痛快にロックな部分をたくさん見せてくれたシャムキャッツ、それぞれとても楽しかった。心から、どうもありがとうございました。

最後、シラオカのサイケデリックなうた世界がじわーーっと体に染み渡ってゆく感じを満喫。呼吸と同じリズムで聞ける音楽、とても素晴らしかったです。

お世話になったフォレストリミットの皆さん&急遽、受付を頼んでしまったT原ちゃんもありがとうございました。個人的にもイベント締めを無事に終えることができて、2011年悔い残すところナシ!な感じ。ほっとしています。

2011/12/05

十一月二日/俺の妹は東洋の魔女

とある写真家さんとメールをしていて、会社の方針にそって私は喋っているけれど、それに異を唱える先方の考え方が私はとてもわかるなぁと思う。
特にどちらに片寄せする気もないのだけど、こういう時の気持ちの処理の仕方だけ身につけたいなぁと思っている。

帰り、rojiでお喋りした青年(一筆書きで書けそうな、スマート・フェイス)がALTのメンバーさんでびっくりしたりする。

十二月一日/金に踊らされた記念日


とあるトラックメーカーに取材。
個人的にすごく興味のある人!ってわけではなかったものの、海外でのダブステップの盛り上がりなどについて(いい意味で)ウェットな感受性を持ってお話をしてくれて、すごく面白かった。(前後の文脈がなければイミフだとは思いますが)「考えが変わるってことは、レベルアップするってことだと思う」という一言が、最近、自分の中であった心境の変化ともリンクして、僭越ながらグっときたりする。

夜、体の芯に響く寒さ。こりゃあついに冬がキタ!と、仕事を抜けてユニクロ行き、ヒートッテクを買い込む。

十一月三十日

仕事にて、普段あまり接触する機会のない演劇畑の人とお喋り。ググッと攻めのお言葉を頂き(いや、単なる攻撃ではないんだけど、最近の空気とか、現代の流れについて頭を使うことを求められたのだよね)、たじろいでしまう。

こういう時に、すぐ気持ちがしゅるしゅるしゅる………と小さくなってしまうのは、とてもよくないなぁと思っている。

2011/12/02

シラオカ「部屋」発売記念ライブ


名古屋のバンド「シラオカ」が今年3月に発売したアルバム『部屋』のレコ発ライブの企画をお手伝いさせていただきました。

シラオカ「部屋」発売記念ライブ
2011/12/3(SAT) at 幡ヶ谷forestlimit
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥2,000 / 当日¥2,300(+ドリンク代)

演奏:
シラオカ
シャムキャッツ
高城晶平(band set)
the lost club

(高城晶平はアレだ、ceroの高城くんだ!)


シラオカについては、レーベルサイトでもあるこちらをチェックしてみてください。アルバムのタイトル曲「部屋」もフルで試聴できます。
「teasiやGofishに続く、名古屋の新しい波。一生聴き続けられる大切なレコードの完成です。」
シラオカ(shiraoka)/部屋(Heya) by mapup

なぜ企画をすることになったのか………もはや忘却の彼方にいきつつあるのですが、おそらく毎度のごとく、なぎ食堂の店主と与太話をしている流れで決まったものと思います(笑)。ただ、シラオカのライブみたーい!とか、forestlimitでイベントやってみたーい!とか、今すごく気になっている某くんにフライヤーを頼んでいたり(ご期待あれ!)と、私自身も楽しんで組んでみました。

(10/31追記:フライヤーは、ジョセフ・アルフ・ポルカてんしん君に作ってもらいました!!)

アルバムの発売からは少し時間たってしまっていますが、シラオカの音楽に流れる独特のタイム感を思うと、このタイミングというのも悪くないのかな、と!ご予約、私宛に頂いても構いません。よろしければ是非遊びに来てください!

十一月二十九日


高円寺で「光」という古着屋の店長をしていたトコさんが、11月いっぱいでお店を閉めて大阪に帰るという話を閉店の2日前に聞く。

平日は光が開いてるような時間には帰れないので、「もう会えないのかなぁ」と思っていたいつもの仕事帰り、バーンイーサンでみんなが飲んでいるという情報をキャッチしたので、挨拶に行く。少ししんみりもしたけれど、ビールを飲み、Tonkatsu Cameraというアプリで盛り上がったりして、笑って別れた。

思えば生まれてからの25年、人と出会ってばかりの生活でしたが、その比重は今後どんどん逆転してくのだと、噛み締めながら家まで歩く。

十一月二十七日/ほしいものがほしい

爆☆睡、またもや暗くなった頃に街へ出て、友人(カメラマンです。最近、仕事でも写真を撮ってもらいました)のイベントを覗きに幡ヶ谷、フォレストリミットへ。

福岡の「蝉」というバンドのレコ発にあわせて企画された、混沌したセッションイベントでした。会場に入ると、(もはや誰が中に入ってるのかわからなかったのですが…)巨大な蠅の着ぐるみを着た人物が、mmmちゃんの「その長い口(くち)はなんのためにあるの?」という呼びかけ(喋る時も、歌声と同じあのきれいなアルトなのです!)に答えるように必死にドラムを叩く、というやり取りが繰り広げられており、「今日はどぎつい夜になりそうだ…」と、はやくもヤバイ予感をビシバシ感じる。

途中カレーを食べて休憩などしながら、イベントを楽しみました(三富さん×フジワラさん×大城真さんのトリオ、よかったー)。ラストは工藤冬里さん、シャンソンシゲル先輩、渡辺郷さんたちのセッションで、やはり会場の関心は工藤さんの動きに集中してたけど、開始早々にYouTubeの再生ボタンを押したと思ったら、まさかのカラオケ開始。そして、選曲がキリンジの「エイリアンズ」………。カラオケが始まった瞬間の、お客さん&他演奏者さんたちの血の気が引く感じ、奇妙〜な一体感が生まれてました。

十一月二十六日


EAT TOKYOでメシ会を開く。
DESPERADOを覗いたりしつつ(とてもキュートなフラットシューズがあぁ…ガマンガマン)、幹事なので会場にはやめに向かうと、途中で共同幹事の職場の先輩ちゃんと会う。近況を聞いていると、2人とも全く同じ理由(仕事)で彼氏と喧嘩をしていたりして笑ってしまう。

約半年ぶりの会合でしたが、相変わらず互いの知り合いを無作為に呼び集めた「全員がアウェイ」状況から始まり、EATのエンターテイメント的な“めしPOWER”によって、徐々に会場の雰囲気がほぐれていく…といういつもの流れになったので、ほっと胸をなで下ろす。3〜4年ぶりに会えたCRJの先輩や、尊敬している同業他社の取締役さんなどと喋れて良かった。
(ちなみに、この日の個人的なMVP料理は、「ふかしむらさき芋(マスタードソースかけ)」と「玉子豆腐と牡蠣の肝あんかけ」でした。うまっ!)

EAT会の後、何かと境遇に似たところの多い同業ちゃん&信頼しているクレバー・ガールと3人で飲み、家の近くでCRJ同期&CLISMSというバンドでドラムを叩いている久徳さんと飲み、久しぶりに朝までドランカーと化す。

2011/11/29

十一月二十五日


昔、自分も関わっていたスニフティという漫画雑誌を読み返して、めちゃくちゃ笑う。

十一月二十四日

取材に行ったら、格好がだらしなかったらしく、全身を見定められる(社会人☆失格)

夜、会社のイベントがあったので、そこで会った友人たちに「自分としてはちゃんとした格好のつもりなのだが・・」と言うと、アッサリ否定される(ちなみに、無印のボーダーTシャツ、nest robeのパーカー、無印のハンパ丈すぼん、オニツカタイガーのスニーカーを身につけていた)。

これをふまえて考えてみたけど、私にとっての「ちゃんとした格好」って、どうやら「洗濯してある服」の意味らしいなぁ。

十一月二十三日/冷たい聖書

祝日。起きたらまたもや真っ暗、18時前。休日を無駄にしつづける女、それが私である。

のそのそと街に出かけ、またもやオルグに行きライブを見る。到着すると、ちょうど「yojikとwanda」という男女デュオが始まったところ。イトケンさん(ドラム)、シラフさん(スティールパン)、吉田さん(二胡)、服部さん(ベース)という豪華なサポート陣にかこまれ、のびのびと奏でられる無国籍ポップス、とても楽しく聞く。よかった!

その次に、この日のお目当てだったceroの高城くん。高城くんとは割と頻繁に話をするのですが、いつも、ジャンル・時代に捕われず「いい音楽」(……いや、正確に言うと「好きな音楽」だな)の話を面白おかしく聞かせてくれる。この日も、坂本龍一のラジオでかかった素人の曲のカバー(うろ覚え、間違ってたらゴメンナサイ)にはじまり、ceroの曲、ソロの曲、仲間の曲を入り乱れて演奏するところが、高城くんらしいなぁ!と思い、楽しかった。

終了後、さくっと池袋を去り、rojiで1杯。友人のお父さんに「きのしーちゃん」と呼ばれ、なんだかとても恥ずかしくなってしまったり。

2011/11/26

十一月二十二日/インターネットがうまい


10代の頃、熱中していたバンドマンに取材(もちろん、現在進行形も素晴らしい方です)。
小娘の時代、その人がとある音楽誌で「乳輪のでかい女が好きだ」と言っていたのを読んで、(今となっちゃわかる話ですが)男の人が決して、美しいもの、かわいいものだけに魅力を感じるわけではないのだ!と衝撃を受けた、という話をしてみる。

会社に戻る途中、「明日は休みだし、めっちゃ掃除しよう!」と思い立ち、表参道でバケツ(420円)を買う。

十一月二十一日

面接(お話を聞く方)の場に参加する×2

「よ、よよよよ、世の皆さんは、なんてしっかりとした意識を持って、仕事に取り組んでるんじゃあぁぁっ・・!」とまたしても暗雲たる気持ちが立ちこめ、メソメソと泣きごとを言う。上司と色々話した結果、「きのしーは秋元康に似てる!」と慰められる(…ん?)

その後、気を取り直して某インタビューに挑むも撃沈。「実はノリでどうにもならないことって結構多い」ことに、この年になって気付き始めている。

2011/11/25

十一月二十日

胃の中に刺激物を放り込みたくなり、阿佐ヶ谷の駅そばで暴力的な味噌ぶた焼き定食を食べた後、馬喰町へ行く。


カルチベイトでやっていたヌケメくんと二艘木洋行氏のふたり展を覗く。ヌケメくん作の洋服(生地選びに二艘木氏も関与)や、ふたりの古着が展示&販売されており、ゆっくりと見て回る。「かごスカート」と名付けられた、文字にするとなんてことないんだけど…まごうことなき“かご”感に満ちたミニスカートに心奪われたり。ヌケメくんとも少し打ち合わせして、会場を去る。

その後、光が丘へ移動。前職場の人たちの飲み会(兼、旅館の住み込みスタッフになるべく、遠方に旅立つ人の送別会)があるというので行ってみたら、「飲む前に!」とバトミントンをやっていたので参加。発汗する。終了後、ビールを飲みながら、みなさんと仕事の話。仕事は、個々人の優劣ではなく、適正だと、私は思ってまっせ(当てのないつぶやき)。

十一月十九日/悲しい歌がうたいたかった、?


起きたら、外が真っ暗。17時。最近お休みの日は、まごうことなき「泥」と化し、どっぷり寝入ってしまうことが多い………(眠りの森の姫)。

大雨だったので、フジロックの時に買ってそれっきりだったパタゴニアのウインドブレーカーを引っ張りだし、街へ出かける。

池袋で電車を降りて、オルグでライブを鑑賞。お目当ては、惑星のかぞえかたという男女デュオ。お友達経由で教えてもらって、震災の後、自宅作業だなんだで家に籠っていた時期、とてもよく聞いていたのです。
一聴したところ、ウェルメイドな手触りのポップスだけど、実はゑでぃまぁこんっぽい雰囲気があったりする。ライブを見てみたら、ほどよく練られたアレンジにのせて、2人が向かい合いながらぐいぐいとギターを弾いている佇まいがとても良かった。「少年少女」という曲は、個人的な「今年の1曲」に入りますねぇ。

共演していた柴田聡子さんの挨拶が可愛かったので、モノマネを習得し、ビールとすっごく普通のニラタマを食べて、帰宅。

2011/11/23

十月十八日/ギロン、ギローン

アポ・ラーーーーーシュ!! 打ち合わせしただけで仕事した気になってる、お気楽な日。

帰り、rojiでハートランド1.5杯。さらに缶チューハイ片手に家まで歩いていたら、お金がないのも、ちっとも痩せないのも、どうしようもなく眠くて仕方がないのも、すべては飲み過ぎなんだなぁと、考えたこともなかった発想(そして、おそらく解答)が、天から隕石のように降ってきた。

2011/11/22

十一月十六日


某映像制作会社のディレクターさんに取材。あまりに「社会人」として「立派すぎる」方で(マジ)大半を床に頭をこすりつけるイメージで話を聞く。向上心は沸いた、けれど・・・?帰り道、友近の言っていた「仕事でストレス作って、仕事に救われる」という言葉を思い出し、けっこう腑に落ちない気分になる(あと、最近自分の気持ちを語る時に、人の言葉ばかり借りているのも、貧しいし、寂しいですねぇ)。

夜、職場にて向かいの席の人と近くのライブハウスでやっていたイベントに、行きたいねぇ、行けないねぇ、行っちまう?行っちまえ!と盛り上がり、顔を出してみる。

この日出演したのは、cero、昆虫キッズ、シャムキャッツという“今年を代表する3組”(と、形容されている場面を最近いくつか見かけますが、時代感とかそういうものは置いといても、私のまわりでも本当にたくさんの人が彼らに心を揺さぶられていた1年だったと思います)。ラスト20分見れた程度なので、どこまで会場の空気をつかめたのかはちと謎ではありますが、3組でイベントをやるには少し“背伸び”のキャパシティであろうWWWが、超満員とはいかずとも非常にいい雰囲気でした。最後のアンコールではバンドの枠を越えた「茶番」(しょーもなさすぎて割愛…)を披露され、少々面食らいましたが、こうやってビシっとキメない(キまらない?)ところは、私が気に入っている部分でもあると思います。

2011/11/21

十一月十五日/ぼがん亭

某デザイン会社の取材で五反田へ行く。
社長さんのキャッチーすぎる挨拶で、最近しみじみと感じていた名刺交換への「粋」な配慮について再考。あと、本題とはまったく関係ないところで、ヌケメくんあたりから聞いていた「グリッチ」という技法について、再注目を浴びている背景を知れて思わぬ収穫でした。


帰り、高円寺から少し歩いたところで来来来チームというバンドでドラムを叩いているH江さんと少し飲む。実は(?)社会学部卒というH江さんと、彼が少し前にツイートしていたこの話など。バンドマンのライフスタイルの変遷、って以上に、昨今の厳しい雇用の状況と絡んでる気がして興味深いなぁ、、。

2011/11/19

十一月十四日

ゲラーズ年内最後のライブがあったので、気合いで見に行くぞ!と会社を出ようとした瞬間、要確認の原稿がまわってきた・・・ので粛々と仕事。マンデイですもん、バタついてるのは仕方なし。
(最近担当しているページがあり、これの作業で帰れなかったのですが、今の会社に入って「初めての楽しい仕事」と言ってもいいくらい、向上心しか沸かない企画)

帰り、Rojiに寄ってみたら、K林とB場ちゃんの待ち合わせに遭遇。2杯ほど飲んでいく。周辺のゴシップ話でゲラゲラ笑った後、N林のこぼした一言が、非常にしっくりきた夜でした。

2011/11/17

十月十三日/Talk About White House


休日。
早稲田(心の街)でタイ料理を食べ、汗をかいた後、小田島等さんの個展を見に神楽坂へ行く。規模としては決して大きいものではないけど、コンセプトを知ったうえで見に行ったら、心がざわつかずにはいられませんでした。

その後、ototoyのイベント@WWWを覗きに行く。ずっと気になっていた(……正確に言うと、ブス!ブス!とよく罵っていた(何様))BiSのライブを初見。正統派のアイドル……というよりは、どう見たって「叩き上げ」。それは知っていたつもりだったけど、改めてライブを見たら、どんどん立ち位置の変わるダンスパフォーマンスに対して、踊れば踊るほどマイクのワイヤーがからまって、ステージの中心に黒い塊ができていく、と…。ワイヤレスマイクを使えば全て解決する、とか、他の部分にも見受けられる「雑」さを、意外と気に入ってしまいました。



あと、この日は、リミエキがサイッコーに格好よかった!「アヴァン」なポップ、「ストレンジ」なロック、どちらかと言うと「風変わり」であることにフォーカスがあたっていたバンドだったように思いますが、久しぶりにライブを見たら、もっと丸裸のパンクバンドに化けてるなぁと思った。ぐっときたぁ〜。

その後、少し早くWWWを抜け出して、酉の市でお参り。ここ数日の色んな対話を思い出したら、どんどん混乱してきて、「神様、私もデビューしますっ!」と謎の参拝。自分の中ではどうするか決めているわけですが……いやはや、頑張っていきましょうと、1杯飲んで、たこ焼き食べて、帰宅。

2011/11/16

十月十二日

掃除をピャッピャッピャッとこなし、渋谷へ出る。nestで王舟とシャムキャッツのイベント、その名も「猫王会」

先述の2組に加え、共演にスカート、ショピン、music from the mars、キツネの嫁入り、と盛りだくさんな内容でしたが、個人的なこの日のベストアクトは、シャムキャッツにおけるナンシーのPA!
そして、アンコールの出演者全員で演奏&合唱した「ツイスト&シャウト」を聞いて、(割とよく思うことではあるのですが)こういう雑多なメンツ&ラストの大団円!、アーティスト主催のイベントだからこそ許される雰囲気が濃厚で、羨ましいなぁと思ってしまったりする。

終演度、T丸先輩に向かって「仕事ください」の宣言。「自分が転換期に入ってるのを、人と話すことで明確にしていく」ってのは、誰の言葉だったかなぁ。

2011/11/14

十月十一日

目が覚めると、ガッツリ始業時間を過ぎている。慌ててそのまま適当な格好で家を飛び出ようとするも、この日はカタめの打ち合わせの予定があったことに気付き、カムバックして精一杯の正装。「チクショウ、もっとボロボロの、グシャグシャな格好でいさせてくれよおぅ!!!」と朝から泣けてくる(悪いのは、すべて自分)。


夜、色々あって、終電も逃した時間帯。お酒を飲む。納豆オムレツ、ビール、ハイボール。
話題は、長新太とビートルズ。子供時代から親しんでいたものが、大人になってからよ〜く見てみると、実はとってもイビツだった!なんて、そんな絶妙なバランスを持ったポピュラリティに惹かれるって話など。

十一月十日


「みんなも同じなのね!」と安心・・・・・・してる場合じゃないと思います。



最近「なんでだろうなぁ?」と思ってたことが、妙に腑に落ちたツイート

十一月九日/大衆の生活が一番正しい

19時頃、ガバリと立ち上がり、池袋の明日館へ飛ぶ。

トクマルさんの企画イベント。共演にビーサン、テニスさやさんということで、どうしても見たい…!と、弾丸で20時前に会場に突っ込んでみましたが、着いた時にはビーサン&さやさん終了。音止めが早いのか(明日館、ほんとーーに普通の住宅街の中にあるのです)、2組を見逃してしまったことに激凹みしつつ、トクマルさんのソロをひさびさに鑑賞。

たまーに弾き語りを聴くと、実はバンド編成での演奏と比べても、耳障りとして音の豊かさは遜色がないことに、結構本気でビックリする。
なんの比喩でもなく、音の色が七色なんだよな。メロディがあったり、音の構成があったり、ギターのテクニックがあったり、色んなものが作用して氏の音楽が作られているものの、まずあの圧倒的な音色の鮮やかさが降り注ぐ感じ。何度ライブを見ても感動する。


終演後、会社へ戻るべく、びゅん!と風のように副都心線へ乗り込む。ライブがあまり見れなかったことに落ち込んだけど、地下鉄に揺られながら読んだ『IN/SECTS』最新号で、みうらじゅんが「アロハで葬式に行っても、笑って許してもらえるようになったのは54歳」と言っていて、なんとなく元気になる。

ガッ!と落ち込んで、そのぶん、浮かび上がる時も一気に上昇。つまらん、つまらんポリシーであります。

2011/11/10

十一月七日

準備やら調整やらでヒイイィィ(;´Д`)となっていた取材が無事終了。数日前から完全なる情緒不安定に陥っていたのはこれのせいか!と、非常に晴れやかな気分で明治通りを歩く帰り道。

夜、テキトーな居酒屋で注文したウーロンハイが、テロと言ってもいいような濃さでビビる。チューハイ、サワーの類いは、ぐびぐび飲みたいもんですよね。

2011/11/09

十一月六日/あさはか!

さくっと多摩美の学祭を覗き、トクマルさんのライブを鑑賞。
再入場禁止だったため、空気が薄くなっていた場内でぼーーっとしながら聞いた新曲が、非常にトロピカル。フリーフォーク的なトライバル感ともちょっと違って、これまでにない感じ。

終了後、さくっと帰宅し、カレーをこさえ、友達が「きのっぴっぽい!」と言っていた小説を読み(主人公の偏屈さを見て納得)、彼氏に「しばらく会いたくない」とメールを送る。こたつにもぐりながら、少し遠くに住んでる友人に「来年もよろしくね」とメール。もうそんな季節かぁと思い、ちょっと泣いて、鼻をかんで、寝た。

十一月五日/あぁ、めまいはセロハンごし

新代田で行われていたモールス祭りに参加。30回記念!ってことで、この日は豪華2ステージ展開でした。

よく言ってるのですが、私が今のようなライブハウス通いを始めたキッカケになったのがモールスでした。生まれて初めて「メール予約」をしたのがモールスのライブで、(今思えばよくあることだけど)当日リストに名前が入ってなかったことにショックを受け、クレームのメールを入れてしまった高校生の俺…!ほかにも、モールスの影響でKを聞き出したりなど。

モールスは、長い活動の中でおおきく音楽性が変わったりはしてないんだけど、旺盛な新陳代謝で常に面白い。そして、toddle、テルスター、ゲラーズ、麓健一、快速東京……というこの日の出演者を見ていても、過去と今が繋がっている感じが、私はとても大好きです。

そして、麓さんのライブ中、つま弾くギターの後ろで、ずーっと「ジュー……」と何かが焼ける音(=モールス焼き)がしていて、これこそモールス祭りや!! と思ったのでした。満足な夜。

終了後、ご近所さんたちと「部活帰りの高校生」さながら、自転車で連なって帰宅したのも楽しかった。みんなでラーメンを食べて、原発の話をして、解散。



そもそも、fOULを見に行ったライブでモールスに出会ったんだよねぇ。

2011/11/08

十一月四日

仕事。後に、職場のAちゃんの送別会。狭い席にみんなでぎゅうぎゅう座って、レタスしゃぶしゃぶなどを食べる。

Aちゃんは、大学卒業後、上京して間もなくのところをrojiでナンパしたガール。
まさか知り合ってあんなスピードで一緒に仕事をすることになるとは!阿佐ヶ谷生活で出来た仲間たちとの心地いい暮しを、予言した出来事だったように思います。

彼女の退職をひときわ寂しがっていた社長の横顔が寂しそうな夜。私もとってもお世話になった。ありがとう、あかねちゃん!

2011/11/07

十一月三日/美空ひばり、カニエウエスト

祝日。
近頃、寝癖頭で打ち合わせなどに行きすぎているので、さすがにマズいかなぁと思い、朝イチでボーナスを握りしめてパーマをかけに行く。
確か、前に髪を切ったのが7月のおわり。この3ヶ月、頭を整える気など微塵も湧かないくらい、時間と、なにより金がなかった……!

その後、おにぎりをもぐもぐしながら大江戸線に揺られ、日藝の学祭へ。
構内でひとりぼーーっとビールを飲んでいたら、目の前にフジワラサトシさんが現れたので、少し話す。フジワラさんの音源「夜に生まれる」には、Cureの「Boy's Don't Cry」のカバーが入っているのですが、最初てっきりフジワラ氏の曲だと思っていた私は、そのしばらく後にDOMMUNEでデリック・メイが原曲をかけていた時にたいそう驚いたのだ・・って話を、しようしようと思って毎回忘れます。

その後、ライブを少し鑑賞。学生バンドかな?と思っていた「チェンチェン」というユニットが、実はcero+片思いであり、とても良い茶番を拝見。楽しかったです。

最後に、三鷹の知人宅で、キーマカレーと、チキンカレーと、野菜カレーをいただく。

2011/11/03

十月三十一日/荒野を歩きたくなる

夜、仕事とかこつけて、クアトロにoono yuukiバンドのライブを見に行く。
少し遅刻で、人ごみをかきわけて前の方に行くと、ステージにアシダ君がいることに驚愕。……しつつも、この日は全部の楽器がとってもクリアーに聞こえて、oonoさんの音楽はこういう大きなステージにあってるなぁ!と、ちょっち涙が出たりする。

会社に戻って粛々と仕事、した後、帰り道に、近頃元気がないなぁと思っていた友人がいる飲み屋へ顔を出してみる。

人の悩みに対して「わかるよぉ」なんて声をかけるの、傲慢だなぁって非常に思うのだけど、彼女の話を聞いていたらあまりに共感する部分が多すぎて、涙が出そうになったり、クラクラしたりする。

少し前の「野生時代」に載っていた桐野夏生を中心とした「嫉妬」に関する鼎談で、誰に/どんな状況でってことは忘れても、その時の自分の感情(例えば、その紙面では嫉妬)だけ色濃く覚えてるって話、とてもよくわかるなぁと思う。状況はわかる、誰も悪くない、何より時間がたっている、でも、やっぱり悲しくて仕方がない。それで言うと、私はもうここ4年くらい、一歩も前に進めてないのかもしれないなぁ。

2011/11/02

十月二十九日


割と移動した日でした。


・近くでやっていたお祭りの関係でブラスバンドが闊歩する商店街、カツサンドをほおばりながらてくてく歩く。

・新代田に移転したcommuneでSTOMACHACHEちゃんの個展を見る(生で彼女の絵を見たら、筆圧が強いことに気付く!)。展示を見ていたら、超偶然にも友人が遊びに来たので、超久しぶりに会うことができた。

・王将に行きたくてタマラナカッタので、下北沢店に行く。偶然にも餃子半額の日。餃子2皿とエビチリ、ハムカツを食べる。

・この日(休日)会社に届く荷物がどーーしても欲しかったので、ヤマトの営業所まで取りにいく。荷物を開くと、リクエスト通りの不穏な出来映え(超誉めてます)で、大満足する

・motionで行われていた友人のイベントへ行く。飲み会で知り合ったNちゃんのバンド「みなとまち」を、やっと見ることができた。はじめ、透明感溢れる女の子ボーカル+寄り添う男性コーラス…と思ったら、いやいや、歌いまくるツインボーカル!クリーンなポップサウンドとあいまって、むちゃメロウ&爽やか。見れてよかった。ちなみに、ライブ途中、あまりの尿意にイライラして、人に当たったりする。用を足したら、すぐに反省の気持ちが降ってくる。

・帰り道、「いっき」で日本酒を1杯飲む。店主(バンドマン)の「売れないバンドやるの飽きた」というコメント、名言だなと思う。

2011/10/31

十月二十八日/股ゆるふわガール

仕事帰り、久しぶりに聖地・アルプスへ(超落ち着く)。
珍しい組み合わせが揃った感じでしたが、(おそらく4人の共通項であるだろう)日頃のヒューマン・ウォッチング活動を活かし、身近な愉快な人たちの話などする。ちなみに、挨拶する程度の仲だったH兄に「飲み会の席だと魅力的に見える人」の認定を頂く。有り難い。

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帰り道、すごく気分が沈んできて、涙がほろほろとこぼれたりするので、「ウ〜ム、これはPMSってやつかなぁ?」と思う。
こういう女性の生理現象みたいなもの非常に疎いのですが(学べや…)、安易に「心の問題」と捉えない方がいいのでしょう。鬱病に対しても言われたりするけど、「病気だから/適切な処置をしよう」と捉えることが、建設的だったりするんだろな(ちなみに気分は、寝たらアッサリ回復したのであった……完)。

十月二十七日/“大”悪魔

nestで会社のイベント。トーンの揃ったラインナップになったおかげか超盛況(ありがとうございました!)。テッパンの蓮沼さん、+初めてライブを見た世武裕子さんの想像以上の振り幅の広さには、ガツンと、素直に、格好いいなぁと声が漏れました。


ちなみにこの日、久しぶりにあった友人に、「太ったね(その通りなので、ここまではいい)、見苦しいよ(…!!)」というコメントを頂き、とても大事なことなので、ここに記しておきます。

十月二十五日

給料日!yes!

早速、高円寺の居酒屋「いっき」(「音楽業界で働く女子」全般を心配してくれる優しい店主がいる店)に行こうとするも、夕方過ぎにtwitterを見ていたら「本日はお休みします」のつぶやきが流れてくる。うああぁ〜ざんねんだああぁ〜〜と思っていたら、どんどん仕事の効率が悪くなってゆき、結果、会社泊。

夜遅く、もそもそと寝袋(先輩ちゃん私物)にもぐりながら、「いやしかし、仕事抱えて帰って、作業途中に寝落ちして、寝坊気味で起床………というパターンよりは遥かに楽だなぁ」という結論に。風呂はいらなくても全然平気な自分のスボラさにも感謝。

2011/10/26

十月二十四日/政治の季節


テニスコーツ&ジャド・フェア「エンジョイ・ユア・ライフ」、ケースを開いた時のときめきったら!

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夜、家で粛々と仕事をするつもりが、ついついユープケッチャに寄ってしまった。

そこで、麓健一に久しぶりに会えた。麓さんと話していると、彼と私の心が通じ合っているような気分に、とてもなる。それはまぁきっとオメデタイ勘違いなのだけど、そんな気分にさせるところが氏の憎いところであり、魅力的な部分でもある。

十月二十二日

知人に渡しそびれていた誕生日プレゼントを渡す。
「木下も誕生日までにほしいもの考えておいてね」と言われてふっと頭に浮かんだのは、「ドライヤー」「体重計」「自転車の空気入れ」の3つでした。

昼過ぎ、それまでの雨模様から急に天気が回復したので一瞬帰宅。ばばーーっと洗濯物を干して、焼うどんをぺろりとたいらげ、オーロラのレコ発@オルグに向かう。

共演のアニス&ラカンカ、泊、Alfred Beach Sandalの気持ちいい流れを受けて、トリの、オーロラ。実はライブは初めて見たのだけど、いやはや、むちゃくちゃ素晴らしかったです!川端稔さんの、味わい深い…以上の言葉がみつからない(誉めてます)脱臼した歌と、竜巻のようにあらわれてその場の空気を変えてしまう、生命力に満ちあふれたサックス。いいなぁ、とてもいいなぁ!ってライブを見ていたら、会場の端で、肩を大波のように揺らして楽しそうにオーロラのライブを見るミシオさんの姿が目に入って、すっごく胸が熱くなった。

2011/10/25

十月二十一日/いわゆるそういう仲

夜、いてもたってず会社を飛び出し、チャン・ギハの来日公演を見るべくEASTへ走る。

この日は、共演もキセル、怒髪天と非常にいいメンツだったのですが間に合わず(残念)。チャン・ギハが数曲やったところに飛び込んだ感じでしたが、とっても良かった!
国内盤がリリースされている2枚のアルバム、そして前回の来日公演もチェックしているアーティストですが、それでも去年ライブを見た時は、「韓国の/インディーズで非常に人気のある/ロックバンド」って珍しさに惹かれて、ドンナモンジャイと見物に行った感じが大きくて。今回でやっとフラットに、世界的に見てもおそらく希有なバンドによるロックショーを楽しむことができましたよん。



ライブ後、居酒屋のキャッチに珍しくのってみたら、痛快なまでにぼったくられる。その後、ノリで終電を逃してみるも、イマイチ盛り上がらず。明け方、爆睡したS兄を山家に捨て、ひとり帰宅。

2011/10/24

十月十九日

夜、S崎さんが誘ってくれたので、仕事を捨ててLOVE ME TENDERのライブを見に行く。

ele-kingのインタビューがなかなか強烈で、どんな脳みその溶けた人たちが・・・と謎にビクビクしながら会場のFeverへ向かったのですが、待ち受けていたのは夜の空気が濃厚な大人のシティポップ!生まれて初めて「ラグジュアリー、ってこういうこと?」と思ったリッチ感。ボーカルの女性がシミーズ(死語?)姿でドラムを叩いているところも含め(?)非常にクールなグループでしたよ。また見たい。


帰り、某誌の取材でユープケッチャに愉快な仲間たちが集っているというので顔を出す。…が、思ったより取材が長引きそうだったので、ウーロンハイ2杯でおとなしく退散。なんだかさみしい気分になってしまって、ベルベッツ口ずさみながら家まで歩く。

2011/10/20

十月十七日/ヤダ味

お昼ごはんを買いにいったついでお金を下ろそうとしたら、残金が932円であった(※給料日は月末です)。

しまったなー・・と頭を抱え、その旨をツイートしたら、優しい友人がお金をくれるというので、少し早めに会社を出て無力無善寺へ寄る(ちょうど、H Mountainsのライブが終わったところでした)。知った顔が何人かおり、高円寺駅の近くにある飲み屋「いっき」の店主などと「モテキ」トークをさっくりする。

家までの道すがら、その話を反芻しながらいろいろ考えてしまう。非モテトークは私もなにかとしてしまいがちだけど、弱者であることを武器にすり替えること(a.k.a ルサンチマン!)はなるべく避けなければなぁ、と。決意も新たに、「誰も傷つけない、誰も不快な思いにさせない、そんな喪女になる!」と、深夜の住宅街で空に向かって叫んだ。

2011/10/19

十月十六日/遠出中(2)

名古屋に、いる。


朝、ブラジルコーヒー(最近、ちょこちょこ音楽系の人から名前を聞いていたライブもできる喫茶店)でピザトーストを食べた後、舞鶴公園で昼寝。先月、上海に行った時も自由時間に入って真っ先に昼寝場所を探した俺………旅先での睡眠LOVE!(東京でやれ)

ちょっと調べたいことが浮かび上がったので、寝ぼけ眼で昨年の自分の日記を読み返したら、時間が有り余ってる感じ/インプットを積極的に持とうとしてる感じ/感受性が研ぎすまされてる感じ…に泣けてきた。横にいた知人に「今とは正反対の生活をしていて羨ましい」と伝えると、「まぁどっちもどっちなんじゃないの?去年の自分だって、“ただ感受性が強いだけの暇な人”…だったかもしれないし」と返事が返ってきてビックリする。ものは考えようだなぁと、頭の柔らかい人がそばにいることに感謝する。

名古屋の皆さんとごはん、街歩きなどした後、夜はハポンでライブを見た。


この日は、ジョンのサンの新しいアルバム『No, Sir』の発売を記念したものでした。

東京でもよく見ているシャムキャッツが、今度出る新譜の曲と並べて、1番最初のアルバムに入っている「りんごのうた」という曲を久しぶりに演奏していた。「りんごのうた」の、ひとり夜道で口ずさむのにピッタリなメロディの良さ。最近の曲は、そういう部分では少し劣るかもしれないけど、バンドで演奏した時に、もっとぐちゃっとした猥雑な格好よさがあるなぁと思う。

ジョンのサン、相変わらずとても独特の雰囲気を持っていて、なんとも言葉にし難いのですが、計算や、意図して「こうしよう!」みたいなものとある程度距離のある音楽。いわゆる即興とも違うけど、人が集まって生まれる偶然性に委ねてる部分が多分にあって、シャムキャッツとはまた違う「バンド」(もっと素朴に言うならば、人が集まるということ)の魅力だなぁと感じました。

トリはシラオカ。長尺で、ゆ〜っくりと立ち昇っていく姿が、いつ見ても美しい。12月にシラオカのCD発売記念ライブを企てているので(後ほどアナウンスしゃす!)メンバーさんたちとその話などもワヤワヤとして、解散。そんな訳で、週末に相手してくれた皆さん、どうもありがとうございました!

2011/10/18

十月十五日/遠出中(1)

日付が変わる前に、脱兎のごとく会社を脱出。高速バスに取り込み、西の方へ向かう。

朝、京都に降り立ち、とりあえず銭湯。美容に対してパンク精神を持っているので、自ら進んでボロボロ&グシャグシャな体でいようとしてしまう傾向があるのだが、約1年ぶりにドライヤーを使用して、おおいに感動。「ブローした髪の毛っていいわねぇ」という気持ちと、元からのパンク精神の狭間で超揺れる。

銭湯後に適当に入ったファーストフード店にて、ドッと疲れが降臨し、そのまま4時間ほど気絶。京都の片隅で屍と化し、完全なるスロースタートを決めてしまったが、その後、なんとか知人たちと合流。(私の周りでは有名な)自宅に遠方からライブに来たミュージシャンたちを迎え入れている某さん宅でごはんを頂く。これまでに泊まりに来た人たちがメッセージを残す宿泊簿みたいなものがあったので、ぺらぺらとめくっていたら、知人たちの書き込みもたくさんみつけたのですが、王舟であったり、oono yuki氏であったり、mmmちゃんであったり、、、大人になってから知り合った人たちの文字はどれも初めて見るものばかりで、ちょっとくすぐったい気分になったり。


散歩がてらふらりと観光して、さっそく電気屋でドライヤーを選んだり(東京でやれ)(ちなみに、世のドライヤーたちのフォルムがどれもぶさいくで、絶望的な気分になった)、バスに乗ってまた少し移動したり、夜ご飯にピザを思いっきり食べて、ばたん!と寝た。

2011/10/17

十月十三日


代々木上原にて、レモンシュカッシュをすすりながら打ち合わせ。
公私ともに仲良くしているお姉さんが「(次のステップに向けて)自分が本当は誰に着いていきたいのか、真剣に考えた」と言ったのが、頭にズコーーン!と刺さってしまい、しばらく動揺から抜けられなかった。


夜、パーティー的なものに参加し、上記の話を「まぁ、私は仕事に必ずしも“やりがい”が必要だとは思ってないのだけどね」という一言を付け加えて話したら、某ネットアイドルから「そういう発言をする人ほど、やりがいに捕われてるもんだよ」と言われてしまう(ドキリ!)。

そうか、そうね、そうかもねぇ…とぼんやりしていたら、3時頃まで深酒してしまった。

2011/10/13

十月十二日/アクイとの戦い


原稿がどうにも終わらないので会社泊。朝、来世では文章と関係ない仕事に就きたい、と思いながらの寝袋就寝。

夜、さすがに少し早く仕事を切り上げて帰宅。
実家に帰った時に持たされたさつま揚げをつまみながら、図書館で借りたしまおまほ「ガールフレンド」を読む(タクシーに乗っていたら、街中で友人を発見。目の前に止まり「乗る?」と声をかけたら、「まほちゃんって、神様みたい・・・!」って感動されたというエピソードが気に入りました)

一人暮らしの娘に「なんか持っていきなさい!」って渡すのがさつま揚げって、生活(料理しない/酒飲み)がバレてるなぁ…などと思いながら、10ページほど読み進めたところで意識が断絶。倒れるように、寝た。

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ずぅっっと気になってた「惑星のかぞえかた」の音源が!!!

2011/10/12

十月十一日/しばらくひとりでいたい


仕事がデッド(そして、驚くほどに消化出来てない!)+伯父の訃報などがあり、バタバタしていたここ数日。

●珍しく外回りばかりの1日が出現。営業“受ける側”の仕事ばかりしてきたので、色々とスマートにこなせず落ち込んだものの、「俺はッ、常にマイナスからのスタートッ!」とつぶやいて自分を励ます。

●ふとしたきっかけで「仕事って、続けていけば続けていくほど楽になるのかなぁ…?」なんて考えていたら、自社サイトのインタビューに同じようなことが書いてあった。

●85年会に顔を出す。とりあえず、前回の同じ集まりで知り合った田村くんがdOPPOの新しいPVを手がけていたことを知る。少し寂しげなクリーチャーたち、dOPPOの曲にとてもあってると思う。

●喪服を買う。今まで色気のない安スーツでその場を凌いできたんだけど、私もイイ歳ですし…と伊勢丹に出かけたら、まったく手の出ない価格で落胆。ほんと、歳だけ取ってる感じがする…。

●お葬式。秋晴れの多摩霊園。ばっちりと、システマチックな流れが組まれていて、悲しむ隙間ナシ。切ないけれど、ちょっぴり気が楽だなぁとも思ってしまったり。

●母校にて、図々しくも講義(就職講座的なもの)。なんやかんやで小心者なので、居眠りの子がいたら泣いてまうな…と思っていたら、平成生まれの皆さん超まじめ。がっつり聞いてくださる。恐縮&恐縮しつつ、ナニゴトにも裸一貫でぶつかり、自分は失敗ばかりしてきたので、「こういうことをしておくと、後です〜っごく楽になりますよ」という話をなるべく面白おかしく語ってきた。お役に立てたのか…心配心配…。



しんどくなってくると同じ曲を100回連続で聞いたりする傾向にある。先週の1曲。

2011/10/06

十月三日


カロリー計算習得への意欲に満ちあふれている、秋。

///////

夜遅く、お金を頂きに下北沢へ(身も蓋もない表現ですが…)。
仕事への愚痴をぶうぶう漏らしていたら、とあるPAの女の子(感情直球型のすてき女子)に「次は何になるの?」と3回聞かれて、3回とも答えられなかった。ダセェ…。彼女の言葉を借りるならば、私は「消去法でもいいから自分が何をやりたいのか決める」べきなのかもしれない。うーーん、と考え込んでいたら頭が固くなったので、永井豪のえっちマンガセレクション(自由!)を読んでから、落ちるように寝た。

2011/10/05

十月二日/イッツ・ア・スモールタウン事件

社内のサイクリング企画で、けっこうな朝っぱらから茅ヶ崎へ。

若干の遅刻で茅ヶ崎駅に到着し、とりあえず社長に電話すると第一声が「すごいね」。???と思いながら指定された喫茶店へ行くと、まだ2人しかおらず、、、。どうやら幹事がダイナミック遅刻をきめ、遅刻の人も多数とのこと。今日はもうナシでいいかなと、集まった数人でしらす丼を食べる(生より釜揚げLOVE)。同僚の車で東京まで戻り、あわや会社解散!?となったのをなんとか直前で阻止。ふしぎな時間の過ごし方でした・・・。

///

夜、Alfred Beach Sandalのレコ発イベントで440へ。
この日と同じ440でビーサンの自主企画があったのがちょうど半年前。その間にアルバム「ワン・デイ・カリプソ」がリリースされて、いつもの気のいい仲間たちだけじゃなく(ここのサポートも非常に大事なんだけど!)、お客さんがすごーーーく増えてた。彼のアルバムが色んな人に受け入れられたってことを、具体的に感じることができて、とりあえず会場の雰囲気だけでグッときてしまう(完全なる老婆心)。

ライブ本編は、レコーディングメンバーがゲストとして出たり入ったりのとても賑やかなものでした。個人的なハイライトは、アルバムの中でもひときわ枯葉な雰囲気をまとった名曲「南部」。サポートのえんちゃん(サックス)と伴瀬さん(ギター)の寄り添い方もすっごく絶妙で、日が翳ったような照明まで、心の中で「マーヴェラス!」とガッツポーズをきめてしまいましたね。良かった良かった。



帰宅後、こたつを出したので記念に床で寝る。

2011/10/03

十月一日/愛がヤバいのはデフォ


市川春子さん新刊の切なさに耐えきれず、ふて寝して過ごす。

夜、ガバリと起き上がり、てくてく歩いてASOKOに行く。大阪の友人などが来ていたので、しばし談笑。「現実」という名前で呼ばれている男の子(彼の話になると、「現実が来ないなぁ」とか妙に詩的な雰囲気が漂う)が、麻婆豆腐とさんまの蒲焼きを作ってくれた。

その後、近くで行われていた飲み会に少し顔を出す。いつも話に付き合ってくれるS兄、いつも話に付き合わせているBさんを相手に、久しぶりに喪女ネタをスパークさせ、結果、泣き叫んで退場(最低……)。好きな人と付き合っても結局自分は変われないのだなぁと、けっこう絶望的な気分で帰宅。

九月二十九日

母より、「そろそろ、今の会社に入って丸1年ですね。2年目は何を目標にしようかって、いろいろ考えてるんじゃないかな。ちなみに私の時は…(ここからが長文)」とメール。
うん、すごーーく、すごーーーーーーく、考えてるよ、と思いつつ、どうにもうまく返信が打てず。

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会社のイベントがあり、半日をnestで過ごす。
リハに遅れてきた方がいて、はじめ連絡もつかなかったので心配していると、舞台周りのスタッフさんから「その人はどんな人ですか?」と声をかけられる。「……とりあえず私の知る限りでは、“イイ奴”って感じですねぇ」と答えると、「だとしたら、寝てる可能性が高いですね」とスタッフさん。まさかぁ、と思っていたら、まさにその読み通りであることが判明し、プ、プロの仕事を見た…!という気分になる(他にも見るとこあるだろうよ…)

フジで見て気になっていたラキタのライブを改めて。非常にチャーミングなボヘミアン!ちょっち追いかけたいなぁと思います。

2011/09/30

九月二十八日/東京の空の雲はナタデココ

夕方に1本取材があった以外は、いたって普通の水曜日。

今週は同年代の女の子ふたりから話を聞いたのだけど、どちらも共通して、「すごーーく大きい視野を持って/そのためにまずは目の前のことを地道に頑張る」ということを言っていて、なんだかすっごく情けなくなってしまった(自分がね)。
「人生にショートカットはない」というのは私の口癖ですが、この発言を繰り返している自分こそ、すぐに近道を探しがちなのではないかなぁ、なんて。いつものように心がグラグラして、音飯で1杯飲んで帰宅。……く、暗い!

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レコーディングダイエット用のTwitterアカウントを作りました。体重減が一番の目標ですが、荒んだ食生活に対するツッコミを求めてるところもあります。

2011/09/28

九月二十六日/PROPOSE

(ざっくりと言うと)近いうちに三行半を突きつけられるのでは?という恐怖で怯えている。
終幕への・・カウントダウン・・・。

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仕事帰り、ユープケッチャで原さんと伴瀬さんがライブをやっていたので、淡い期待をもって覗いてみるも、モチロン既に終了。ライブ見てた皆さんとビールを1杯飲む。

身近なハイパー女子(この人とかこの人とか)のひとりである某ちゃんと、「シゴトとお金」について話をしていたら、どんどん頭が痛くなってくる。とりあえず、自分の給与が適正なのか、だけ、知りたい。すごく知りたい………(ぐるぐる)


最近、伴瀬さんが「チェンバーアナホールトリニティ」名義で音源をリリースしました。寝入る前によく聞いてます。

2011/09/27

九月二十五日


前から気になっていたラ・ケヤキというスペース(…というより、たまにイベントもやる民家?)にて、mesomesoちゃんとtrico!さんのデュオがライブをするというので、ぬぼぉ〜っと見に行く。ほかにも、タカハシペチカさんのライブや、珍しいキノコ舞踊団のパフォーマンスなど。

会場に着くと、目の前に出現したのは都会に咲いた“大草原の小さな家”……。ドリーミー百花繚乱な装飾、“年季の入った森ガール”といった体のお客さん(いい意味で)、そして大量のキッズたち。い、居場所がないなぁ…と思いつつ、うろうろしていたんですが、「やたらご飯の匂いがする」と思っていた香りがうんちだと気付いたところで、力が抜けました(赤子もたくさんいたようだ!)。抜群の安定感を持ったtrico!さんのアコーディオンの調べにのせて、mesomesoちゃんがすごく健やかな顔でサポートしていたのを見届け退散。

オルグ寄ったり、MARZ行ったり、くるくる動き回り、ceroの7インチ買って帰宅。

2011/09/25

九月二十三日/オータム・ハズ・カム!

高校生の頃、毎年9月中旬に文化祭があり、一年のすべてをそこにかけた生活をしていた(&その結果、心揺さぶるような出来事はすべてこの時期に起こっていた)ので、今でもこのちょっと肌寒くなった空気を感じるだけで、涙がドバドバ、鼻水がズルズル出てきそうになる・・。毎日必死にこらえている。

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昼、少し久しぶりに虎茶屋へ。何度行っても感動の色が褪せない料理たち、今回のメニューはこんな感じでした。

・前菜(冬瓜の煮物、カボチャの卯の花、サンマの中華風マリネ)
・豆腐花(特製の肉ミソかけ)
・油淋鶏
・鯛の清蒸
・海鮮やきそば
・水餃子入りスープ
・杏仁豆腐

一緒に行った知人が豆腐花(トーファー、と読む。たぶん)をぱくぱく食べながら、目をつぶって「……なんてこったい」と漏らしていたのがこの日のハイライト。虎茶屋のコースはもちろん量もたっぷりあるんだけど、本質的な意味で、お腹が満たされるんですよね。幸福以外のなにものでもない体験。年内にもう一回くらいいけたらいいなぁ。

九月二十二日


仕事の後、上司から私&もうひとりの社員と飲みたいとお誘いを受ける。

邪推ハタラカセタガリーヤ!として、この会合はもう一人の社員を癒すためのものであり、お笑い要員として呼ばれたワ・タ・シ……!と、完全にピエロに徹した結果、7杯ほど飲んでもまったく酔わなかった。ちょっぴり損した気分の帰り道、少し前に知人から「木下の良くないところは、自分の役割を考えすぎるところ」と言われたのを思い出す。

九月二十一日

台風クラブ。

打ち合わせや取材がどんどんキャンセルになっていくなか、うちの会社は特に帰宅指示が出ることもなく…。昼間はブーブー言ってたけど、いつも通りの23時過ぎ、明治通りに出ると、飛び散る枯葉、大破した傘の山があちらこちらに見かけられて、、いつも通りに仕事してて良かったのかな?なんて。こうやって社畜脳は形成されていくのでしょうか。

帰り、すっかり酔っぱらった帰宅難民&一部上場企業の皆さんの輪@rojiに参加。カウンターでは高城くんが相変わらず熱心に音楽の話をしていて、王舟が小銭を数えながらビールを飲んでいて、ほっとしました。

九月十九日/マジでムッ

neutralnationに参加するため、ゆりかもめに揺られて青海まで行くも、手違いがあり、滞在時間8分でUターン。色んなことが悲しくなってきて、豊洲駅でうえうえと泣く(ガッと落ち込むぶん、気持ちの浮上もさっさとする)。


夜、前日に続きオルグでぼーーっとする。酒井己詳さんというSSWが気に入ったので、音源を買いました(知久さんライクな感じ。少し物欲しい気分になった、絶妙のタイミングで新しいアレンジが流れてくる〜!くすぐったいところに手が届きまくりのポップソングたち、パーティーピーポーではない私に取っての「享楽」って、こういう感じ?)。

ちなみに、この日、久しぶりに会った知人が、なんとyumboに加入したという。本人が、喜びながらも「自分が入ったことによってパワーバランスが崩れて、僕の大好きなyumboじゃなくなっちゃったらどうしよう…!」と大真面目に心配している様子が、とても面白かった。

2011/09/21

九月十八日/好奇心爆弾


総武線を下りながら、西村ツチカ先生の新刊を読む。今となっては、高野文子ライクな絵柄の奥に滲むエロスも納得ですが、はじめに『なかよし団の冒険』を読んだ時に、この作者は男なのか?女なのか?ってコマの端っこから読み取ろうとしてた感じも楽しかったなー。

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朝一番、上海土産を渡しに実家へ帰る。今の家からたっぷり1時間程度かかるというのにノーブラで、前日飲んだ日本酒にもどっぷり漬かり、どこから見てもミソッカスな出で立ちで……。

母とアイスクリームを食べながらお喋りした後、オルグへ行き、先週逃したNoahlewis' Mahlon Taitsのライブを見る(下着はつけました)。
ゆらゆらと、薫(くゆ)る、メランコリック……。ジャズ、ブルース、ハワイアン?発明のように新しいアイディアがあるわけではない、スタンダードな音楽のはずなのに、出処不詳な、怪しい雰囲気があるのがよい。センターに立っていたアコーディオンの女性が、演奏中ずっとゆっくり、ゆっくり体を左右に揺らしている姿がなんだか官能的で、こっそりとドキドキしていました。給料入ったら、このCD買います。

九月十七日

午前中から街へ出る。
打ち合わせ・・の前に、最近の食生活が壊滅的すぎるので、久しぶりになぎ食堂へ。厚揚げとキノコのトマトココナッツ煮込み(いちばん好き!)、かぼちゃの胡麻シソサラダ、トマトの入った麻婆茄子をいただきました(麻婆茄子が倉林さん仕込みかな?と思わせるお味)。ちゃんとしたもの食べて、臓器が喜んでいる感覚。


夜、CRJの後輩ズを招いて家で飲み会を催す。後輩ズを回収し家に戻ってくると、いるはずの同居人が不在……。アレ!?と思いながら飲み会を始めていたら、「みんなが来るのでPS3のコントローラー追加で買って来ました!」と楽しそうに帰宅。まさのストファイ大会となりました(わたしは無言でブランカ一択)。

2011/09/19

九月十五日/三度寝を許して


夜、仕事を一瞬抜けて、クアトロへライブを見に行く(取材に同行させてもらったアーティストを見に。アルバムを聞いても感じたけど、完全に気分は“新しいモード”!)。今まで後ろに何が控えていようと飲んでいたビールを、ジンジャエールで我慢したことに、俺も大人になったなぁって思うなど(小さな、小さな話)。

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かおりくんからdOPPOの新しいアルバムが届いた(ありがとう)。
決して巧くはない演奏、むちゃくちゃ作り込んであるわけじゃない音響、ぶっきらぼうなボーカルによってぽいっと投げられるメロディー、でもなんか、こぶしをぎゅっと握りしめたくなる感じ。相変わらずとても好きです。

!! レーベルサイトで試聴ができます !!

2011/09/14

九月十三日/セ・ル・ラ・イ・ト

朝、駅までてくてくと歩きながら知人に上海旅行の思い出話をする。

わいてくるエピソードが尽く“誰々とのこんな会話が面白かった”という、なんてことないやりとりの話ばかりであり、「上海の情景がまったく浮かんでこないね」と言われる。その通りだなぁと思いながら、お土産として麻婆ピーナッツなるお菓子を渡す。

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どこを見ても居場所がない、よく感じていることであはりますが、今日はそんな寂しい気持ちが体にしみる日でありました。しょんぼりと営業に行ったら、仕事の方は思いのほかうまくいき、気持ちがまぎれる。ブーブー言いつつも、仕事に救われて…………るゥ?不本意のような、おめでたいような、、、。

2011/09/13

九月十二日/暴走族のうた

社長のおさがりとして私のもとへやってきたMacBook Proちゃんが可愛いので、用もないのにリュックにいれて持ち歩いている(そのせいで、最近わたしの背中は汗でべちょべちょである……)。
見た目、ディテール、プロダクトデザイン。愛着が持てるか否か、とても大事と思います。

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会社を出たところで、知人から「1杯おごるのでユープケッチャに来ないか」というメールが来る。酒乞食として、もちろん喜んで馳せ参じる。

お店につくと、偶然KIASMAさんがいたので久しぶりにお喋り。

共通の知り合いが、旅行か何かで訪れた北海道で財布を落とした時の話になり、「twitterで「財布おとした!」とツイートしてるのを見て、こりゃ大変だ!と思ってね、北海道に住んでる友達に「今からあんたの口座に3万円振り込むから、●●って子に渡してやって!」って連絡したの」というKIASMAさんのエピソードを聞き、「そ、そういう大人でありたい……!!」と心から思った、貧乏人のありふれた夏の夜であった。


2011/09/12

九月九日〜十一日/MERCY MERCY ME

長いです。




社員旅行 in 上海。オフィスシェアしているお隣の会社の方々と一緒に、20数名でぞろぞろと行って参りました。


最小限の着替えと、本を3冊リュックにいれて出発。航空で今月の全財産(5,000円)を換金(実話)。飛行機の中で、行き先の上海がひとつの国ではなく、中国の一都市だということに気付く(実話)。


(機内食で出されるお肉って、“すき焼き”味が多い気がするのは気のせいでしょうか…)

到着してすぐ、円卓を囲み会食。海を越えて初の食事ということで、出てくる料理に皆こぞってかぶりついたものの、慣れぬ味付けや、刺激の強い香辛料に“負傷”していく人が続出。舌&笑い疲れで妙なテンションになり、最後に出た参鶏湯スープ(らしきもの)に対して同僚・Y氏が、「初恋のそばにある“業”みたいな味がする……」とかなんとか言い出す。

そのまま、ナイトクルーズ的なものへ。上海周辺の夜の街並をぼけーーっと眺めましたが、がぶ飲みした青島と、色んな国の文化が折衷した建物の数々に、自分がどこにいるんだかよくわからなくなる……。


二日目、この世で一番好きな食べ物である「ホテルのあさごはん」を堪能し、丸一日かけてグループ別の観光へ。リーダーであるしっかり者の同僚・M君が、高●剛にメルマガ経由で質問するなどしてリサーチしてくれたおすすめスポットをぐるぐる回る。

・いきなり名前失念のビル街(ここ数年の好景気で一気にオフィス街と化したところ。未来的&ちょっぴり“ウソもの”のようないびつなビルがにょきにょき建ってる)

・田子坊(入り組んだ狭〜い路地&古い建物の中に、若者向けのギャラリーやら服飾・雑貨店が密集。過去と現在がつながる感じ?建物はそれっぽいのに、逆に中華料理屋とか全くない)

・豫園(昔から観光地として有名(らしい)庭園。いわゆる古き良き中国らしい風景。お土産屋もたくさんあり、木下しっかりとボラれる。そして、ところどころで売られている“臭豆腐”というファストフードの、文字通りの匂いに至るところでやられる(匂い爆弾……!))

・M50(中国の現代アートが集まったギャラリー街。雑居な建物の中にギャラリーがぎゅうぎゅう詰まってて、秋葉原の3331を思い出す雰囲気。ここは時間がなくて駆け足だったのですが、結構ストレートな風刺画がたくさんあったのが目についたなぁ)


(豫園にて、地元のマナーを真似てお祈りをする同僚。私はこの時、他の神様に手をあわせていたのですが、後で確認したら「子宝の神」だったね、、!)

ほとんどタクシーを使わなかったので、くたくたで帰宅。最後に控えていた、この日の観光を各チームでプレゼンするっていうイベントがガヤガヤとこなし、そのまま一気に、会食〜自由行動(酒ェ!)〜翌朝に上海出発、ってな感じで慌ただしく帰国しました。




家に帰って、洗濯して掃除して、ちょびっと仮眠して、楽器の査定に行って、井上智恵トリオのライブ@試聴室に滑り込み。レコ発仕様ってことで、+中尾勘二さんっていう特別編成も見れた(嬉)。
井上トリオのアンサンブルに、すっっごく元気をもらった!井上さんは私の中で、(ルックスも相まって!)魅惑的なメロディを奏でる“魔女”のような存在です。また、必ずや東京でライブを。


慌ただしい旅の中で日常を懐かしむ、異国の地から日本に思いを馳せる、ひとりの時間の中で恋人のことを深く思う・・・なんとまぁ贅沢な週末でした。ただ、旅行は私にとっては、非日常・・・言ってしまえばドラッグのようなもんです。個人的にそれよりは、例えば「ふつうの楽しい水曜日」が増えることを、強く望む性分であります。

九月八日

大声で「趣味・無銭飲食!」と叫ばねばならない残高。会社員なのにその日暮らし……という、なんか、ほんとに、言い訳のできない生活・・・・・・。

仕事帰り、気のいい仲間たちからお呼びがかかったので、路上で1杯だけ缶ビールを飲む。メランコフの山崎くんの、頭のスーパー回転がはやくて、ものごとをピシャリ!と言い切る感じ。憧れがまわりまわって苦手意識に繋がっちゃうくらい眩しいのですが、この日もイタイところをつかれて、非常に、非常に悶々しながら帰宅。

2011/09/07

井上智恵トリオ『ホリデー・イン・ジャパン』レコ発ツアー in 関東!







わたくしめが5月にやったイベントにも出て頂いた、何とも妖艶なインストゥメンタルを奏でるレディ・井上智恵さんが、「井上智恵トリオ」名義で新作『ホリデー・イン・ジャパン』をリリースします(from 棚レコード!)わー、わー!
ソロ名義でも発表されている楽曲たちが、稲田さん(べーす)、加納さん(どらむ)が加わり、肉感的に生まれかわった様子は、なかなかに興奮を呼ぶものですよ…(わたくしもまだ未聴ですが、とりあえずライブはとても良かった!)

そして、縁あってそのレコ発ツアー・東京編のセッテイングをお手伝いさせていただきました。ので、お知らせ!
井上トリオに加え、NRQ、倉林哲也さん、そして、ノアルイズ・マーロン・タイツが登場します(ノアルイって、ライブちょう久しぶりなのでは…!?うろ覚え)

当日、私は社員旅行でまさかの日本不在っちゅうことで、ライブを見ることはできないのですが(大泣!)、それがほんとーーーーーーーーーーーに悔やまれる素晴らしい対バン。
モダンで、素敵な一夜になると思います。ぜひぜひ、遊びに来てくださいませ!

井上智恵トリオ『ホリデー・イン・ジャパン』レコ発ツアー in 関東!
2011/9/10(SAT) at 南池袋ミュージック・オルグ
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥2,000 / 当日¥2,300(+ドリンク代)

演奏:
井上智恵トリオ(井上智恵+加納佐和子+稲田誠)
ノアルイズ・マーロン・タイツ
NRQ
倉林哲也

ご予約はオルグのウェブサイトで受付けています。




おまけ:牧野琢磨ぱいせんの素敵なツイート

九月六日/名もなき労働



朝から京急に揺られ、黄金町のあたりでまる1日かけての取材(画像は、竜宮美術旅館)。
いくつもの“ディープスポット”をまわった1日でしたが、はじめに打ち合わせで訪れた純喫茶(たまごサンド+アイスコーヒーのモーニングで400yen)にて、店主が手があくと弾きだすガットギターの音色が、いちばん印象に残ってる。


(……いろんな取材場所で、いろんなカタチの“ビジネスライク”を見て、すこし気合いをいれなおしました)


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カメラ=万年筆、とてもしっかりしているなぁ・・!

http://camera-stylo.bandcamp.com/releases

2011/09/06

九月五日/旅に出る理由なんて「ここにはいたくない」で充分だろ。

いつものように仕事をした後、0時間際の明治通りを歩いていたら、隣の会社の人と遭遇したのでお喋りしながら帰る。話題は、「“成長”に魅力を感じないのだとしたら、なにがモチベーションを高めてくれるのか?」など(悩める子羊たちぃ~)。

前日、今の家に越してきて初めて嫌~な虫が出てしまったので、対策グッズをモリモリ買って帰宅。


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よしむらひらく氏のウェブサイトを眺めていたら、7月に出た彼のファーストアルバムに対するゆーきゃんのコメントがとても良くって、ちょっとウルっとする。(そして、そのすぐ後に王舟ので脱力する。いいコントラスト)
http://d.hatena.ne.jp/hirakuinfo/20110513

2011/09/05

九月四日

朝、江ノ島より帰還。駅前のマクドナルドでソーセージマフィンと爽健美茶。朝マックのクオリティをひたすら褒め称える。

泥のように眠り、夕方。知人を駅まで送りがてら、川名で一杯。串の盛り合わせ(その名も“チキンセット”…)、ニラ玉、水餃子、山芋の千切り、ビール、ウーロンハイ。水餃子が、薬膳系のふしぎな味。


ほろ酔いで阿佐ヶ谷を散歩。最近、とある可愛い女の子のイベントに非常に豪華な出演者が集ったことにジェラシーを感じていたのですが、私が羨ましくて仕方がないのって、「かわいい」って部分ではなく、「人に頼る(巻き込む)のが上手い」ってところなんだろうなぁ~とかなんとか、ぼんやりした頭で考える。

九月三日/Hold on Me!でした



昼間、音盤時代ミューマガの増刊を読んだりしつつ、ぐうたらする。

(岡村詩野さんの「ハリー・スミスの子どもたち」と題されたテキストを読んで、すぐさまコレを注文した。好みとしては超ジャスト!ながら、それまで知らなかったもの(このCDに関して言えば、文中で同作に影響を受けたとして名前が挙げられているアーティストは、ひとつの漏れもなく、マイ・フェイバリットでありました)が、ひとたび出会ってしまった途端、自分の普段の生活の中にむちゃくちゃ溢れていた!ってのに気付く感覚、私とても好きです。これも、まさしくそうな作品)


日も落ちてきた頃、湘南新宿ラインと江ノ電を乗りついで江ノ島へ向かう。年に一度きまぐれにやっているイベント『Hold on Me!』の6回目でした@江ノ島オッパーラ。今回は相棒・宮崎くんの1人企画だったので、私は受付の手伝い。ビールをぺろぺろなめながら、片隅でイベントを楽しむなど。

今まで出てもらった人を中心に、いい具合に“今の気分”も含んだナイス・イベントでした(個人的に、片思いが予想以上にオッパーラにマッチしてたのが印象的)。台風説もあったのに、人もたくさん来てくれて良かった良かった。


ただ、今年は互いの環境も色々あって、私は一度「今年はHold on Me!はやらない」と伝えたはずだったので、いつの間にかイベントが企画されたことに、ちょっと怒ってたよーーー!!!と、小さく記しておきます。

九月二日



朝から、生まれて初めて「これが胃痛ってやつか!」と感じるキリキリした痛み。日頃の食生活に、思い当たるフシが多すぎるナリ………。


夜、高校の同窓会的なものにちょこっと顔を出す。

60名ほどが集合。うちの高校は共学だったものの男女仲が非常に悪く、完全に女子高のような雰囲気だったので、この日もウン年ぶりに会った旧友たちと、ひたすら胸を揉みあうコミュニケーション。画像は大好きな中田さん。

帰り、rojiで『コン・エアー』のラスト20分を鑑賞。展開がむちゃくちゃはやい!

2011/09/02

九月一日/帝国築いちゃう?

母校行ったり、代理店行ったり(あまり普段しない類の仕事だったので緊張して向こうに伺ったら、都会の隠れ家的な緑に囲まれたオフィスにて、まず出された飲み物があんずシロップのペリエ割…………完全に雰囲気にのまれる)、ライブ行ったりで、外出の多い日。
人の道を踏み外しそうなくらい汗くさくなったので、逃げるように、忍者走りで帰る。

ロンハー特集が読みたくて、ものすごく久しぶりにクイック・ジャパンを買う。
一工程忘れたせいで不味くなった冷奴をつまみながら、青木さやかの発言にじーーんとしたりする。


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トクマルさんの次のイベント、明日館で2daysです。

2011/09/01

八月三十一日

なにも起こらない(≒起こしてない)日々なので、だからこそ日記を書こう!の一日目。

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昼間、赤坂に営業に行く。
帰り道、上司と上手なプレゼンについて「わかんないことより、理解してることの方が当然説得力がある。で、それよりも更に説得力があるのが、自分が“信じてること”なんだよね」などと話す。

0時間際、仕事を途中放棄して高円寺へ行き、同業の女の子とちょびっとお酒を飲む。ウーロンハイ、イカ刺し、厚揚げ焼き。

ずっとヤクザな仕事を続けているので、時々「自分は、どうやって生きていくつもりなんだろう」と、しみじみと、しかしひどく他人事のように思ったりする。
何の仕事でもそうだけど、現状というよりも、「良くなっていく未来」みたいなものが描けないのが、ちょっち、しんどいわけです。

・・・・・とかなんとか話していたはずなのに、店主の「次に流行るのはモダンチョキチョキズみたいなバンド!」の一言にすべて吹っ飛ぶ。大笑い、後に妙に納得。

高円寺のいっき、いい店です。




曲、声、打鍵、そして笑顔が、素晴らしいなぁ。

2011/08/23

健康で、たくましく、それは私の誇りでもあった




ブログ、もっともっと、書きたぁぁーーーーーーーーーーーいっっ!!!!!!


・・・すみません。少々、取り乱しました。


割と忙しくしております。時間がないってのもありますが、完全に「NO インプット」な生活になってきてるのが泣ける(慌てて、話題の本を買ってみたり……)。どーーにも落ち込みがちで、職場の先輩にも「あれ、きのしーってそんなに暗い人だったっけ?」って言われる始末だったので、「“自分のために”チンタラした仕事はしねぇ!」と血の決意をしたのがつい数日前。戦うしかねぇ、ガオー!

盆休みに乗った(タコ部屋のような)屋形船、シャンソンシゲルのシャンソンショー、オルグの2daysバイト、やっと見れたPROPOSEのライブ(シティ感、ハンパねぇ!)、深夜のユープケッチャで隣に座った音ゲー好きのお姉さん、CRJ後輩たちとFREE DOMMUNE中止後の“ノミューン”、サンマルク通いの末に落とした原稿、節約節約節約…を唱えつつの1日1瓶ハートランド(600yen)


・・・・・・・・あれ、けっこう遊んでるなぁ!

画像:ゴロゥちゃん写真拝借。新木場駅前での、いい年した大人たちによる集まり。ダサくって、笑っちゃうなぁ。

2011/08/04

野性味



フジロックに行ってきました。

やっぱり野外フェスっちゅうもんが根本的に肌にあわないってのは否めず、「楽しかったー!」という感想はないんですが、「大きなイベント/大きなステージ」っていう視点からは勉強になったことがすっっっっっっっっっっごくあって、「行ってよかったなぁ」としみじみ思いました。

(なぁんて、ブーブー言ってるけど、激はしゃぐユアソン、久しぶり(そして不動の格好よさ)のイースタン、ダンスミュージックとしての享楽と脳みそにどんどん好奇心が浮かぶ実験性が同居したYMO、そして、グッドメロディー&グッドパフォーマンスで「退屈な瞬間がまったくない!」完璧なWilco。どれもすっごく良かったです)

あと、ここで良いステージを見たからといってCDを買うかはわからないけど、高機能なポンチョ、かわいい長靴、色んなアウトドアグッズはどんどん欲しくなりますねぇ。


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少し前に鰻を食べに行ったのですが、「丑の日はお休み」というそのお店の方に「(稼ぎ時のはずなのに)なんでですか?」と尋ねたところ、「混んで大変だから」というシンプルな返答が。

そのくらいの適度な頑張りで、生きていきたいなぁと、心底思ってます。ほんとうにほんとうに。

2011/07/20

ザワザワしている五月蠅い場所



家でのちゃぶ台作業がどーーにも集中力が持たないので、IKEAに机を買いに行く。
途中、京葉線から見える千葉の広ーい空と、南船橋の駅に降り立ち、まず目に入った均一に並ぶ団地群に一気に心奪われ、こういうところが落ち着くなぁと思う(I'm ベッドタウン育ち)

→→→

旧友との待ち合わせのため、阿佐ヶ谷から総武線に乗り込む。
隣に座っている男の人が熱心にフィリップ・グラスの歌詞カードを読んでるなぁと思っていたら、たまに“新聞さん”と呼び間違えられたりしている知り合いだった。
こうやってふらりと仲間に会うことのできる都市での暮らしを愛しているなぁと思う。

→→→

人間はいつだっていくつもの矛盾を抱えながら生きている……………むにゃむにゃ。



; :*:・。,☆゚'・:*:・。 心躍るできごと ; :*:・。,☆゚'・:*:・。

●友人夫妻に第一子誕生。
そんな幸福な夜に、友人らが集い、勝手に祝杯をあげ、それぞれも今後の展望について前向きに語る、素晴らしく有意義な場に居合わせることができた!

100%みぞれバー、うまし!!!

●アシッドマザーズテンプル+テニスコーツ!!!!!!!!
夢のような夢のような夢のような、素晴らしすぎるライブ。



2011/07/08

愛が仕事になりませんように



バタバタと過ごしております。
阿佐ヶ谷に唯一足りないと思っていたコミックレンタルのお店を発見してウキウキしたり、仕事から帰宅後の「料理(自炊)できるようになりたい」vs「カロリー摂りたくない」という気持ちのせめぎ合いにクラクラしたり。(……のんきっすね)

六月某日
午前中から街へ出て、下北沢インディーファンクラブに参加。チケット完売ということでもちろん混み合ってはいたものの、スタート前からスタンバっておけば目当てのものはたいてい見れる混雑具合(昨年よりは快適??)。個人的なハイライトは、久しぶり見れたチッツ。いなた~いビートを前に、全身ではしゃいでしまった!(ライブ映像に自分も映り込んでた。はずかし!)

下北沢の街を歩いていると、知り合いにたくさん会い、特に気をまわさずとも、居場所に困ることはなかった(おおいに、おおいに酒を飲んだ)。去年は考えもしなかった場所にいたり、考えもしなかった人と喋っていたり。昨日まで出来なかったことが、ある日突然出来たりすることや、急に前いた場所にどうしたって戻れなくなってしまうこと、そんなんに思いを巡らせながらタクシー相乗りで帰宅。

六月某日
ブッキングを担当した会社のイベントがあり、nestでバタバタと過ごす。そもそも条件面で非常に低いハードルが掲げられているものの、大盛況&大きな問題もなく終了し、ほっとひと安心。実はメロディーや楽曲自体はさほどキャッチーではない(と思う)ceroの、グッドミュージックへの慕情が奥底からぎゅっとにじみ出る感じ(おいなりさんにかぶりついた時のような、旨味は奥から現れるのだ!)、いいねぇいいねぇと思ったりなど。

七月某日
ヤマシタトモコ『BUTTER!!!』2巻を読む。自分の体格の大きさをコンプレックスに思ってる女の子が、「あなたが今悩んでるようなことはいずれどうでもよくなるよ」と声をかけてきた教師に対して、「今がつらいことはダメなんですか?」とくってかかる姿を見て、泣きそうになった(というか、泣いた)。

時間が解決してくれる・・・って、思ってる以上に多いことなのだろうけど、渦中の人間にとってその事実は、気休めにはならない、んだよなァ。

2011/06/22

ゴー、ストレート



六月某日
社内の運動企画で高尾山に登る。事前に初心者コースと聞き、まぁ問題ないだろうと軽く構えていたものの、登山開始300mではやくも生命維持モードに突入。無心で山道を突き進み、なんとか山頂に到着できた。

約2時間の登山の間で流行った言葉は、

「俺、足に爆弾もってるから」
(それぞれの汗の量を比べて)「代謝がいい方がモテる!」
(疲れで会話がずさんになり、相手がつまらんことを言った時に)「あ、独り言聞いちゃった?」

山頂では、おでんを食べてビールを飲みました。

下山で乗ったリフトで、たいそうテンションがあがる。搭乗口には、「“理由問わず”飛び降り禁止」と大きく書いてあった。

六月某日
知人が働いている草枕というカレー屋に行くも、ちょうどランチと夜営業の合間の準備時間にあたってしまい開いておらず。オープンまで待つかぁ、と近くの赤ちょうちんに入ったら、結局そこで落ち着いてしまった。

ビール、塩もつ、ブロッコリーとかぼちゃの串揚げ、そして、会話。目の前にいる男の子の顔を見ながら、心の中でじっとりと「あぁ、わたしは今、完全に恋にうつつをぬかしている」と思う。同時に、一番辛かった、空気を吸うだけで涙が出たような日々のことも色濃く思い出したりする。

毎日は楽しい、とても楽しいが、世界を呪って過ごした日々のことも忘れたくない。結局わたしはどこへも行きたくない、昔と変わらずの臆病者である。

2011/06/21

とつとつアイラヴユー

「君ぃはああぁぁ、今すぐ日記をやめたらいいよおぉ、自分を~~信じてえぇぇ、そして~いえ~えええ~~~~えええええええええ~~~~~~」

最近のはなうた。
ふくろうずの「トワイライト人間」という曲、この歌詞は昔から妙~に耳に残るんだ(this is my reality………?)


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少し前に、まだ寒い時期からシコシコと準備していたイベント『Tonofon Festival』が無事終了しました。

イベント自体は全編をしっかり見れたわけではなかったですが、こういう小規模フェスみたいなイベントも割と多くなったなかで、出演者のラインナップから出店周りの雰囲気まで、(あまり風呂敷を広げずに、普段から関わりのある方ばかりにご協力いただいたことが功を奏してか!)絶妙に、絶妙な、オリジナルな内容になったのではないかと思いました(パスカルズ大竹さんの言葉を借りるならば、イベント自体がトクマルさんの表現!むちゃんこ同意です)

自分は出店してくださった皆さんの取りまとめ役などを担当したものの、その手の類のスタッフ経験なし(+そもそもフェスとか殆ど行かない…)という人間なので、まったくスマートではない仕事をしてしまい………。色んな場面で後悔ばかりが降りかかりつつも、しみじみと「勉強をさせて頂いたなぁ!」と思ってます。関わってくれた皆さま、どうも有難うございました!(心から!!)。

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トリのトクマルバンドの演奏を聞きながら裏で作業をしていたら、なんちゅーか、「トクマルシューゴの音楽を聴く」っていうこと自体が自分の中ではあまりに自然な、あまりに日常のことになっているなぁとしみじみ思った。
劇的に感動する!!!!!ってことは、実はもうここ最近はあまりなかったりもするのだけど(笑)、前述の発言をもっと噛み砕くならば、「聞いてる状態が普通(=聞いてない状態の方が変!)」というか、自分にとってはやはり一番心地のいいものなんだよねぇ。改めて。


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最後に、何の脈絡もなく先週行った山登りの画像(with 同僚)を貼っておきます。わたしは元気です。



2011/05/31

obvious abnormality!





ぼぉっとしていたら、5月にびゅーーんと走り去られてしまった!

ふたつのイベントが終了。5/14@桜台pool、5/21@池袋ミュージック・オルグに遊びに来てくださった多くの皆さま、本当にありがとうございました!
出演者の演奏が素んっ晴らしかったのに加え、こういう風になるといいなーとか、こういう流れだと楽しいんじゃないかなーと個人的に思って組んだことがガッツリとハマり、どちらも「やって良かったぁ・・!」と心から思えるものになりましたよん。

(一言ずつ言うなら、poolは会場の変わった雰囲気をいかしたフリーフォームなごった煮感&ただバンドがたくさん出るだけじゃない“イベント”になったかと…。オルグは気心知れたメンバーによるリラックスした雰囲気&それだけに終わらない音楽濃度の濃さ!アナホールクラブバンド、シャムキャッツ、core of bells、井上智恵トリオ、大橋裕之さんの紙芝居、vapour trail、meso meso、chanson sigeru、Hara Kazutoshi、全アクトほんっとに心から痺れました)

とはいえ、もちろん反省もないわけではなく……。今の仕事をしている限りは足を使った告知はなかなか厳しいので、そこらへんは考えねばだなーとも思ったりしたのでした。いろいろあるけど、(人に迷惑もかけまくりだけど)、イベント楽しく続けていけたらいいなぁ。

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先週、仕事の関係で18歳の子らと話す機会があったのですが、何の含みも嫌味もなく、ただ「子供だなぁ」と感じて、同時に「かつての自分も子供だったのだなぁ」としみじみ思った。

18、19の頃って、私は「世界に認められたい!」欲が最もたるだった時期で、うまくいかない毎日に泣いたり、怒ったりばかりしていたけど、そりゃうまくいかなくて当然だったろうよ!と…。
金曜に、古い付き合いであるゲラーズのライブを見ていたら、逆に当時の私の癇癪に付き合ってくれたすべての大人にありがとう、って、心底そんな気分になりました。