2012/10/16

9月12日


『PUS』5日目@水道橋イワト
テニスコーツ/ふちがみとふなと

●リハがちょうど終わったくらいに会場に着くと、小田さんがニヤニヤしながら「今日はテニスだけ、ふちふなだけ、のライブはありません。ずーーーっと“テニスコーツとふちがみとふなと”です」と宣言。そ、そんなこと滅多にないよ……!とテンションが一気にあがりました。

●ちなみにこの日は、『PUS』全13公演中、唯一の完売公演。他にもたくさんのご予約を頂いた日がありましたが、人の入りの様子を見つつ、なんとか全てのお客さんに会場に入って頂いていたなか、この日は当日にお断りした方が複数いらっしゃいました。「実のところ、“チケット完売”状態が嬉しいのって主催者だけかも………」ということはよく考えるので、内心心苦しく感じていました。お断りしてしまった方、ゴメンナサイ!でした!

●「テニスコーツの練習は非常にスパルタである」という話は日頃からよく耳にするし、いつもおおらかな演奏を聴かせてくれるふちふなも、決してナチュラルボーンの存在でなく、丁寧に音楽を編み込んだ結果が彼らなのだ、と思う。そんなわけで、この日も事前に2組は可能な限り時間を取って練習を重ねたそうです。・・・ですが、緊張した雰囲気のなか2曲ほど演奏したところで、渕上さんが笑いをこらえながら「ひ、ひとつも練習通りにいかない、、」とつぶやいたのが、3時間余りのライブの雰囲気をすべて表していました。

●それぞれの曲を演奏したり、音遊びのような時間があったり、常に全員が音を鳴らし続けるでも歌い続けるでもなく、思い思いのペースで……素朴な3時間。コレを書いてる今現在(10/16)月日がたちすぎていて細かいディテールは覚えてないのですが・・・、凄腕のミュージシャンであり、いいトシの男女でもある(笑)4人が、“素晴らしい曲”ではなく、“音楽が生まれる瞬間”を心から楽しんでいたように思う。

●終演後、物販のCDたちがさーーーーーっとキレイになくなっていった。その日の内容がいかに来た人たちの胸に響いたか、これほどよくわかる現象はないんじゃないかな。幸福なことっす。


この日の感想ツイートまとめはこちら。画像は開場前の様子。さやさんが1人でピアノを弾いていると思ってたら、いつの間にかアコギの音が・・。足下で植野さんが寝てたらしい。

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