2012/10/10

9月11日


『PUS』4日目@水道橋イワト
中尾勘二トリオ/Alfred Beach Sandal/横川理彦+船戸博司


●全13公演を行った『PUS』は、小田さん、私がそれぞれブッキングしたり、2人で話し合ったり、他の方にお願いしたり色々だったのですが、この日のイワトは紆余曲折ありつつも、これまでなかった対バン……という意味では最も刺激的な内容だったのではないかと思います。

●中尾勘二トリオ、メンバーは中尾さん、宇波拓さん、古池寿浩さん。中尾さんが参加する数々のグループの中で唯一、“中尾勘二の曲を演奏する”ユニット(らしい)。ストラーダや、特に聞き慣れているNRQの曲が、管2本と宇波さんの流麗ギタープレイの編成で聞けて新鮮!という第一印象。そして、中尾曲に宿る灼熱のメロディ。ぐっと奥に潜めた情熱が燻る様に、むちゃむちゃ感動してしまった。

●Alfred Beach Sandalは、伴瀬朝彦さん、岩見継吾さんを率いた3人編成。このひと月前に七針で見たブルージーな弾き語りや、そこに遠藤里美さんが加わったささやかで素敵なデュオ、思わずガッツポーズしてしまうダンサブルなカルテットなど、現在のビーサンにおけるライブの充実ぶり、表情豊かさったらないわ! この日も、伴瀬さんのギターとピアノを軽やかに横断するナイスサポートありつつ、彼の曲のまた新しい一面に出会えた気がしました。

●横川さん+船戸さんデュオは、横川さんの曲を即興交えつつ2人で行うというもの。リラックスした様子でラップトップやヴァイオリンを触り、時には朗々と歌い上げる横川さん。演奏が盛り上がるれば盛り上がるほど、顔はニッコニコに、奏でるフレーズはえげつなくなる(笑)船戸さん。会場が小さいから、みたいな単純な理由だけではなく、2人が会話をするように演奏するのが手に取るように感じられました。あんなに純度が高くて、なおかつ親しみやすい“即興”って、初めての感覚だったかも。

●終了後、簡単な打ち上げ。酔っぱらいが多くて楽しい日でした。ご近所さんたちと総武線で帰宅。


この日の感想ツイートまとめはこちら。画像はイワトのおしゃれな椅子。

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