2010/11/05
自意識のばかやろう
十月某日
職場の若者たちと中野で飲む。私は出勤組だったので仕事を終えてから現地へ向かい、着いた途端、お姫様たち(同僚のガールズ)が華麗な遅刻をキめ、文化系男子たち(同僚のボーイズ)がブロードウェイにぽつねんと取り残されていたという昼間の様子を聞かされて、ゲラゲラと笑う。おでんと生牡蠣とビールとレモンハイ、冬の到来を胃袋と肝臓でしっかりと受け止める。
十月某日
最終出勤日。前日の悪天候の反動ですっごく忙しくて、まさにこの図書館を表したかのような1日。最後がこういう賑やかな日で良かったなぁと仕事を終えました。菓子折をどっさりと残し、前日に書いた手紙を配り、ちょっと泣いたりしながら、最後にほとんど同じタイミングで入社した男の子に「またねぇ」と声をかけようとしたら、「木下さん・・・ごめん、貸してた3千円返して、、、」と気まずそうに言われて、すべてが吹っ飛んだ(「どうせまた会うっしょ」と色んな人に言ってもらった、幸福な送り出しでした)。
その後、neco眠るの企画を覗きにクアトロへ。知久さんの求心力(歌うたびに空気がぐにゃりと歪んで、そのブラックホールにみんな吸い寄せられちゃうの)と、neco眠るにスペシャルゲストとして参加した長尾謙一郎先生がステージ上でVJ(←これも相思相愛感あったよ)してるのがチーム感あってとても良かった(そしてお客さんは毎度のごとくぎょっとするほど盛り上がっていた)。朝から体調が悪かったので、入場する前に液状の風邪薬(見た目がヤニの沈殿した泥水………)をぐいっと飲んだものの、ついうっかりライブではしゃいでしまって体調急降下。ふらふらしながら、StoryWriterの新しい号だけ買って帰宅。
十一月某日
そして間髪入れず新しい職場へ。木下のプレカリアート・ライフも、ひとまず終結?・・なんてタワゴトはともかくとしても、社会人も5年目。人とのご縁で、自分の興味のある仕事をさせて頂けるのは、まっこと幸福なこと、ですねぇ。しみじみ!
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