2010/10/18
一線を超えた話をしようよ
十月某日
仕事帰りに新宿へ。シャムキャッツ先輩と、最近知人から名前を聞いていたMOROHAとTHEラブ人間という2組が対バンするというので、こりゃ一度に色々楽しめて丁度イイ!と見に行く(ちなみに、2組を教えてくれた新宿タワレコのMさんも、漏れなく会場にいらっしゃった)。THEラブ人間が私は意外と苦手だったんだけども(なんとゆうか…亜流感を覚えてしまって…)、ライブが「今日は、みなさんに、これを言うために、新宿へ来ました・・・・・・・ありがとう!!」というようなMCで始まったので、横にいたバンドをやっている友人に、「君はこういうこと言わないね」と声をかけたら、「そうだね、当たり前だからね」と返ってきて、人それぞれのロジックにふむふむと思う。
十月某日
夜、ひどく落ちこんだ様子の友人より電話。少し話す。私になりに励ましをこめて真面目に対応したつもりだったけど、つくづく正論は人を救わないなぁと思う。
十月某日
清澄白河のSNACという場所(無人島プロダクションが移転したところ?)で行われた、WOSK presentsを見に行く。到着して中に入ると、丁度ル・トン・ミテ氏が演奏中だったんですが、私はどうやら同時期に来日中のライアン・フランチェスコーニさんと完全に勘違いしていたようで、「あ、あれ・・?ジョアンナ・ニューサムのバックにこんなおっさんいたっけ・・?」と10分くらい本気の動揺。そんなわけで全く前情報なく見た氏だったが、スカイブルーのカラーパンツからショッキングピンクの靴下をのぞかせたお洒落なハゲが、面白くていびつなボサノヴァを奏でてた。好き!
そして、この日のお目当てだったアキビンオオケストラ(やっと見れたーー!)。9人の野郎ども、そして9本のアキビン。自らパフォーマンスのことを「演目」と言っていたように、基本的にはミニマルな音のパターンとミニマルな動作の組み合わせからなる非常にシュールな内容ながら、たまに一斉に鳴らされる9つのアキビンのハーモニーがびっくりするくらい美しかったりして、カタルシスが“ころん”と着地する感じがした。ラストは「グミチョコレートパイン」とアキビンのコラボレートを会場外でやって締め。単純明快ながら、音楽の原点に立ち返るような場面がいくつかあって素晴らしかったですよ!江崎將史さんのリーダーっぷりも◎
ちなみに、清澄白河って遠いなぁ~とSNACまで行ったのですが、会場で隣の席に座ってた人が国立(くにたち)図書館の本読んでて(ちなみに「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」だった)、そうだよなぁ、みんな遠くからライブ見にきてんだよなぁと思いながら帰宅。
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