2010/09/18

ぐでんぐてんになるまで、ぐでんぐでんに


九月某日
平日。仕事が休みだったので、5時頃から近所に飲みに出かける。入口付近でサラリーマンを見かけたので、「平日のこんな時間から飲みに行けるなんていいなぁ」となんとなしに呟いたら聞こえていたらしく、カッ!と振り向かれてしまった。ご、ごめんなしゃい……。気を取り直し、若者とビールを飲みながら恋やインターネットの話をする。「相手のタイムラインを見て、“あれ?コイツ、ぶっちゃけウザくね?”と感じてしまったら、そりゃ恋の終わりだよ…」という話が、すごく普遍的な感覚が今風に語られてて良いなぁと思った。

九月某日
西荻にある本屋・のまどで行われた、倉林哲也さんのレコ発ライブを覗く。ギター弾き語りの一部(落ち着いたトーンで黙々と演奏される曲たちが、なんだかとても大きな、それこそ組曲のように聞こえた)、バンド編成の二部(「茶虎食堂」の曲たちを、ここは本当にほのぼのと、やわらかく)、そして、倉林さんが一番最初にバンドを組んだ頃のメンバー“ちーむチームうっどウッド”の編成で行われた三部がとても素晴らしかった。それぞれのメンバーが自作曲を作曲者がボーカルをとるスタイルでぐるぐる回りながら演奏していて、一瞬「こんなオマケみたいなライブが締めでいいの??」と思ったりもしたけど、はじめに「それぞれが自分の作った曲を歌いたくてたまらないんです」と説明されたように、素朴な感触が随所に溢れてて、ずっと聞いていたい感じがありました。ユニークなミュージシャンたちの余韻を残したまま、びゅんっと帰宅。

九月某日
仕事帰りの中央線で、暴力的なさびしさが襲ってきて息ができない(秋だぁ!)。「強靭な精神」が空から降ってくることを、粛々と、粛々と祈る。

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